言葉

メモ(言葉の「誤用」と個々人の言語生活の自由)

エッセンシャルにメモっておく。 先月、ツイッターで、A氏が「首を垂れ」とお書きになってたのを、B氏が「頭を垂れ」の誤用だ、とお言挙げになってた。私はそれを見掛けて腹が立ち、食って掛かった。 その食って掛かり方の筋が悪かった。私がキレた理由は、B…

#安倍はやめろ

ツイッターのハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」をタイトルにしていましたが、この記事を書いたきっかけがこのハッシュタグを含む御ツイートだからというだけの理由でした。法案への抗議とこの記事内容は切り分けねばならず、不適当なので、改題…

「おかえり」

「おかえり」は、「ここはあなたの居場所」「私はあなたの味方」の表明だから、「人にかける好きな言葉」として、真っ先に思い浮かべる。 掛けた記憶も掛けられた記憶も無いけど。 唯一、ある新興宗教の団体に引っ掛かりそうになった時、初めて行った「教会…

メモ(名詞の複数語尾 -en)

en.wiktionary.org 《This form died out around the sixteenth century. Since then, it has been most often used jocularly together with brethren, as in “brethren and sistren”.》 user.keio.ac.jp 《比喩的に発展した意味に規則的な複数の -s が付加…

カバ

カバはサハラ以南のアフリカのいきもの。もともと日本にいなかったのだから「河馬」は訳語にちがいない。 ja.wiktionary.org 「1817年までに編纂されたドゥーフ・ハルマに、オランダ語: revierpaard(rivierpaard の古形 < rivier(河)+ paard(馬))の訳…

ロックンロール

trifle と trivia は、綴りも意味も似てるのに、語源は別なのか。 botanical と牡丹みたいな。 manger と饅頭みたいな。 新垣里沙と仲里依紗を、写真を見てなお、区別できない、みたいな。 こういう例、集めてみよう、いつか。 《グループ名の由来は、それぞ…

メモ(慣用語そのほか)

ブコフをブックオフの「略称」という説明を見て、違うだろ、と思った*1。 パイナップルはパインアップルの「略称」だろうか? ブコフ、ブッコフを略称として、同様の例として「スタバ」を挙げてたりするが、ここで挙げるに相応しいのは「ロキノン」だと思う…

イディオム

① 「最大の争点」という言い方はアリだ。でも「最大の焦点」はナシだ。 どちらの場合も「点」は話題や物事の「勘所」の意味ではあるけど、「焦点」という語は光学や幾何学の出自を背負い過ぎてる。「点に大きさは無い」とツッコみたくなる。 ふと思った。 ユ…

真逆

「真逆」という語に批判的な方がいらっしゃる、という情報を齎して下さった方に感謝です。そのことを知ったうえでの私のスタンスですが、「真逆」は、私の意味しようとするところを正しく表す語なので、今後も積極的に使います。 ググってみて、納得できる批…

マイ

日本語で「個人所有の」の意味で「マイ」と言い始めたのは、いつ、何をきっかけに、なんだろう? マイカー、マイホーム。 和英辞典で「マイカー」の定義は「a privately-owned car」になってる。でもこれは「マイカー」の「説明」であって、対応するひとつの…

Arachnoid

フランスのバンド Arachnoid、このバンド名の読みを知らないまま来た。 「oi」は「オア」と読みそうになる。 ツッコんで調べはしなかったが、過程で、英語の「-oid」の語源を知った。 -oid(←借入)ラテン語 -oïdēs(←借入)ギリシャ語 -o-eidḗ́s(←派生)e…

チュートハンパ

前回は、 「ネクターってほぼ聴いてなくて、勝手に『プログレとハードロックとの中間で、どちらのファンからも中途半端な存在と見られてるバンド』というイメージを持ってた。ところが『リサイクルド』を聴いてみたら、全く逆に、『徹底的に突き詰め突き抜け…

ベスト

むかし国語辞典をプレゼントされた。アカデミックな権威とされるある出版社の。今も刊行されてるか知らない。その後改版があったかも知れない。 下さった方に申し訳ないけど、使えない辞書なのはすぐに判った。定義がいちいち甘い。見出し語は読者にとって意…

漢字にするか仮名にするか

漢字にするか仮名にするか迷うことがある。 でもこれは「漢字か仮名か問題」ではなく、「素通りされないためにどうするか問題」なのだ、と気付いた。 「意識を留めてもらいたい」箇所なのか、逆に「字義に引っ掛からずさらっと流してもらいたい」箇所なのか…

明日にの期待、明日をの展望

ただ素直でありたい。 ブログもそうだし、常日頃「当り前に考える」ことだけやってる。 当り前に考える結果、世間のコンヴェンションとぶつかり、「ひねくれてる」と評されることもある。致し方無い。東京致し方無い学。 明日「に」期待し、明日「を」展望す…

言文一致の徹底

すでに形がありじっさい活動してるバンドにヘルプで加わるだけだと思った。 なので気が楽だった。 ライヴをいくつかこなした後、ハタと気付いた。 そのバンドは私の加入前、キーボードパートは打込みで、ドンカマありきで他のパートがそれに合わせてた。その…

語感

偶発的に「かせきさいだぁ」というお名前を思い出す。 「過積載だぁ」が由来なのかな?と思い当たりつつ。 今まで、「化石サイダー」って「一千一秒物語」的に鉱物質、と思ってたけど。 そしてまだググってないのでお仕事内容や人物像を存じ上げず、「クラム…

言葉の話題 2つ+1つ(加筆改題)

① 夢で「あわつきぼし(粟搗き星)」という言葉を聞いた。 目覚めてググったら、この言葉は見つからなかったが、こちらの御記事 mirahouse.jp の終りから2つ目の項目「μ1星・μ2星もしくはω1星・ω2星の和名」に「米搗き星」があった。 ★米搗き星 (こめつきぼ…

ギャグを解説する

「パスカルの三角形の内角の和」は私の渾身のギャグである。 「パスカルの三角形」は「二項展開における係数を三角形状に並べたもの」: つまり幾何学の対象としての「図形」ではない。そこに機械的形式的に幾何学の定理を持ち込むこと、そのどこに「ユーモ…

#カレーの日

カレーに十六穀ごはんはアリか? むろん、合うし、おいしい。 でも、カレーは流し込むものである。 いっぽう十六穀ごはんは、「有難くゆっくり味わう」、穀物を噛み砕く快感を出来るだけ引き延ばすものである。 この矛盾の落とし処を探りながら食べる仕儀に…

喜び合う

「喜び合う」に違和感を覚えた。 「~し合う」は、AさんがBさんに、BさんがAさんに、相互に同じ行為をする場合に言うのだと思ってた。 励まし合う、称え合う、凭れ合う。 「喜び合う」はこれに当て嵌まらない。この「合う」は多分「同じ行為を共にする」こと…

憶え間違い/星のささやき

話題を2つ。 ① 曲の憶え間違いは、こうあるべき、私ならこうする、の結果の場合がある。 「銀座カンカン娘」の歌メロ最後について、実際はex.1なんだけど、ex.2と憶えてた。 ただし、ウェブで見た譜面は4分の4拍子、シャッフルについては、付点で記譜し、別…

「とかく人と人との繋がりが希薄になっていると叫ばれる昨今、一服の清涼剤でした」

多摩川に現れたアザラシに「タマちゃん」と命名するのは、見も蓋も無くとも、最初の例だから良い。でもその後各地の同様の例で地元民がこの命名法を踏襲したがるのが何故なのか、解せない。 ウタちゃん、ナカちゃん、マジちゃん、コヤちゃん、トカちゃん。 …

メモ(訳語)

トランプ・タワーでの火災を報じるBBCニュースのレポーター「屋根から白い煙とはローマ法王を発表する時のようですね。新しい指導者が発表されるのかも」 (ツイッターで見かけた話題ですが、ある理由から元ツイをリンクはしません) 2005年に「コンクラーヴ…

「も」と言い過ぎる日本語

昔見かけた美容院の看板に「火曜日も営業」と書いてあった。 「火曜日に営業してる」というひとつの事実を伝えることが、結局ほぼ何の有益な情報も齎さない例*1。 (むろん、「今まで火曜日が定休日でしたが、その火曜日も他の曜日同様営業することにしまし…

日記(ことば)

① 「有明の月=夜明けになお空に残る月」と対になる語は何だろう?とググったが、即座には見つからない。 「暮れる前に既に見え始めてる月」の名称が、無いか、あっても「有明の月」ほどは使われる形跡が無いのには、理由があるのだろうか。 有明の月の場合…

spark氏に

発端はこちらの御ツイでした: 日本のカタカナ表記って、なんで発音記号を考えずにスペルに釣られるんだろうね。例えばWikipediaって、わざわざウィキペディアという。発音記号を見るとwɪkɪˈpiːdɪə だから、ウィキピディアでいいはず。Bobとかpopとかjobとか…

お前のチクワはダサい

この過去記事: shinkai6501.hatenablog.com これつまり「連濁」の話なんですが、「連濁が起きる時そこにどういうストレスが働いているか」の説明の試みで、そのストレスが掛かれば必ず連濁するということではない、と記事内でもお断りしました。 とはいって…

アッンブラ!

「強引に意地を押し通す」の意味の「張る」を、複合動詞の第2要素として使う例は「言い張る」以外にあるだろうか?「発音し張る」という言い方はあるだろうか? (無ければ私が作ればいい) ひとり「デイヴィド・アッテンバラ」と発音し張り、表記し張るのに…

単位

いつだったかスキージャンプの実況で「89メーターごじゅう」という表現を聞いた。 「ごじゅう」とは何ぞや?? いっぱんに、1つの値を、2つの単位を付けて表現することが多い。これは日本語特有の表現だろうか? 「1メートル50センチ」とか。 これはたんに私…