2019-01-01から1年間の記事一覧
クラシックからの引用というと思い出すのが、Michael Nyman "Michael Nyman" (1981) に入ってた 'Initial Treat' という曲。 記憶の全てがこの上なく曖昧なんだけど。 この動画が、私が聴いたのと同じヴァージョン、同じテイクか、は判らない。 パッと聴き、…
『楽しき狩こそわが悦び』(Was mir behagt, ist nur muntre Jagd!)BWV208は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した世俗カンタータの一つ。通称『狩のカンタータ』(Jagdkantate)。現存するバッハの世俗カンタータの中では最も古く、1713年2月27日の…
英語版 Wiki「Music from the Penguin Cafe」によると、 このアルバムの第2~8曲は、"Zopf" というアンサンブルが演奏してる。 "Zopf" は、"Penguin Café Quartet" の4人のメンバー(Simon Jeffes、Helen Liebmann、Steve Nye、Gavyn Wright)全員に加え、Ne…
Shelleyan Orphan でいちばん好きな曲は 'Harmony Drone' だけど、動画が見つからない。 追記(2022年03月17日)始め その後 2021/08/11 にアップされました。感謝! 追記終わり 私はこの曲を、"Light And Shade" という、ラフ・トレードのシングルのコンピ…
"BAROQUE'N' ROLL" はイタリアのテレビ制作で、ライヴ・フッテージとインタヴューを織り交ぜてる。↑の動画はその冒頭部分。 "Giant On The Box"(DVD+CD、Alucard Alu-gg-03、2004年)にボートラとして収められてた。 インタヴューで「イタリアのミュージシ…
セブンでキシリッシュ ハイパークールを2個買ったら、2個とも、テープを包装の「あけくち」の上に貼られた。 バイト君、お茶目な真似でお姉さんの気を引くなら、これくらいお茶目にやってくれないと: 最後、41分30秒目から 'The Queen' を始めて、 「ボロー…
「あっちには」とチェシャ猫は右前足を振って「帽子屋が住んでる。あっちには」ともう片方の前足を振って「三月ウサギが住んでる。お好きなほうへ」 前回アリスは三月ウサギのほうを選んだので、今回は帽子屋を訪ねることにした。 そしてこの帽子をゲット。 …
子どもの頃、リトルマーメイドで出会った、プレーンのピタパン。 丸く膨れたフォルムに惚れて連れ帰ったら、パリッと薄くて中空なのが楽しくて、しばらくリピートしてた。 プレーンでそれだけ食べてた。 中空には具を詰めるのだ、と気付くのは後年のこと。 …
かあさんは 夜なべをして 手ぶ クローアンでクーデター⁈ 窪田聡作詞作曲「かあさんの歌」最初の文節は、原詩では「かあさんは」なのだそうだ。 私は「かあさんが」と思ってたし、そう歌われるケースが多い気がする。この場合は、記憶違いに、そうなる事情が…
スタジオ録音のアルバムこそ正調で完全で、ライヴ・ヴァージョンはその再現の、完全とは限らない試み、と思いがちな私。 でも、書下ろし新曲であれば、スタジオ・ヴァージョンこそが、演奏も最もおずおずしてるし、作曲・アレンジも最も練れてない、というこ…
tropic(回帰線)は turn の意味の語源*1から来てて、太陽が、夏至点・冬至点に来る=回帰線に達すると、赤緯方向の動きを逆転させるから、と私は勝手に解釈してるけど違うかも知れない。 太陽が春に向かい始めたので、春の音楽を。 www.youtube.com *1:←(…
"Case Of Telegraph Product 1" TG-019 "Case Of Telegraph Product 2" TG-020 Telegraph Records から1983年に出た、オムニバス・ライヴ LP 2枚。 Katra Turana、EP-4 (unit 3) とともに印象に残ったのが、"Product 2" に入ってた Be-2(ハーツヴァイス)と…
「チェンバー*1・ロック」という語に居心地の悪さを覚える理由が判った。私はクラシックの人だからだ。 クラシックの作曲家を「室内楽の作曲家」呼ばわりはしない。その作曲家の音楽の特性は、和声法なりリズム法なり何なりの「作曲語法」にあるのであって、…
一方の立場として、インスピレイションによって齎された、具体的音像・楽想なり、印象なりがまずあって、これを「譲れないもの」としてこれに対してどこまでも純潔で、これを具現化することが作曲である、とする「表現」至上の立場。 使える作曲の技・方法は…
冬至。「ん」の付くものを食べる日。 ケンジントン、ロンドン。 さんぽんかん。 アンサンブル・アンテルコンタンポラン。 エドガー・ヴァレーズ Edgar(d) Victor Achille Charles Varèse、ソプラノと室内オーケストラのための 『オフランド Offrandes』、192…
うわああセンシティヴ! 私勝手に1980年代のエレクトロニクス・ミュージックってもっと均質さで押し切っちゃうイメージ持ってた。 1981年当時の機材から、こんな敏感な音楽を聴き出し、引き出してる人がいたんだ。大好き。 にしても阿木譲の功績の大きさよ。
ケベックのバンド Ère G の唯一作 "Au-delà des ombres"(2002年)。 以前も取り上げたけど、「つべが削除されて悲しんでたけどニコ動に上がってるのを見つけました」記念に、再度。 ジェネシスフォロワー聴いて何かを得る事って凡そ無いけど、Ère G には本…
www.youtube.com *1 'John...' という囁きのタイミングで登場する女性は、ヨーコがモデルなのか?(あるいはメイ・パンか?) '#9 Dream' の邦題「夢のまた夢」だっけ?と思ったらそれは Formula 3 "Sognando E Risognando" の邦題だった。 sognando は動詞 …
kakereco.com 私の贔屓、Thieves' Kitchen の新譜。気質的にぴったり来るんだからしょうがない。 ゲニウス・ロキという言葉を知ったのは中村雄二郎『述語集』の、たぶん「トポス」かなんかの項だった。地霊。ローマ神話の土地の守護精霊。現代英語では、土地…
去年このように意気込んでいたわけですが、 来年は White Noise "An Electric Storm" で応募する予定 https://t.co/gYjY349kOW — 新海智子 (@coccyx_T) 2018年6月7日 今年 「私の1969年ベスト・アルバム」の企画が実施された5月、私は所用でこの世におりませ…
日本人以外もエピタフをカヴァーする。 www.youtube.com 2000年代のフィラデルフィアにはサイケ・フォークシーンがあって、Espers、Fern Knight などの、どう聴いてもブリティッシュなバンドがいた。 Fern Knight は、1999年、プロヴィデンスで結成。2003年…
Holger Hiller "Oben Im Eck" の4曲目 'Waltz' に、かの香織がヴォーカルで参加してるんだけど、ウィキ「かの香織」には書かれてない。 1986年11月だから、ショコラータ解散後、かな? かのの声音のうちの「カワイイ系」で、多重録音で3度でハモって みたい…
アエリエル氏の御記事。 hawkrose.hatenablog.com このアルバムの重要性に気付かせて頂きました。ありがとうございます。 フルアルバムのつべをお貼り下さっているのですが、これを含め、目下、3つ確認できるこのアルバムのフルのつべが3つとも「この国でブ…
CD "Riverside Scenes On A Bright Day"(中国唱片 CCD 89/051、1989年)から。 いろいろ調べたところ、演奏者と担当楽器は、 崔君芝 Cui Junzhi:箜篌 konghou 張維良 Zhang Weiliang:簫 xiao のようだ。 楽器は伝統楽器だけど、曲はどうだろう? 純粋に古…
「0.5人分」(食べものの分量)。 これは「0.5 人分」、つまり「人分」という単位なんだろうけど、「0.5人 分」と捉えてしまう。「0.5人の人間」の絵がまず浮かんで、グロテスクになる。 0.5猫。 Slapp Happy のシングル曲、 'Everybody's Slimmin' (Even Me…
私は Carla Bley を、ロックの分野での活動で知った。そしてそこから先にあまり踏み入れなかった。 最初の出会いは、イーノのオブスキュアの1枚 "Jan Steele / John Cage - Voices And Instruments" (1976) だった。ケイジのサイドに、声で参加してた。 ブレ…
ロクセット(Roxette、スウェーデンのロックバンド)のヴォーカル、マリー・フレデリクソンが亡くなった、と報じられた。 2nd. アルバム "Look Sharp!" からのシングル 'The Look' は、アメリカでの最初のヒット。 小節数が半端なのが面白い。ヴァースで「(4…
ほらあ、やっぱりエストニアは北欧なんだよ。 追記①(2020年08月22日)始め カケレコさんの国内盤が出ました: 追記①終わり 追記②(2022年06月05日)始め 3楽章からなる 'Symphony for Seven Performers / Sümfoonia Seitsmele Esitajale' の第2楽章 'Illumi…
まず、バンド名「有機生命体」についての私の誤解について。 今まで、生命体が有機なのは当然、というか全くのトートロジーと思ってた。 Organic Organism かよと。「画像はイメージです。」かよと。 どうやら、SF のほうでは、有機でない生命体についてのイ…
「恒星は『ポラリスを』中心に日周運動をする」という説明を聞くと、モヤつく。 「厳密じゃないから」ではない。「厳密にいうとポラリスは天の北極から 44'(2000年分点)ずれてるから」ではない。 この説明が、子どもたちの世界観を、根っこから崩すからだ…