2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ズレる、ズラす

↑で、 「書かれた1本のメロディという以上の、呼吸し、生きて動く、音の出来事」 は、ボウイングの指示つまりあくまで「作曲」として処理されてる。 「演奏」ではなく。 ここで生じてるのは「ズレ」なわけだが、演奏者的には、意図してズラすのではなく、作…

黒光り!

きゃあああ! www.youtube.com オリジナルアナログミックスだ!! ヒスノイズ聴こえるし、曲がディミヌエンドで終わるとバックでかすかに鳴ってるブーム音が現れる。 UP主さんに感謝。ジャケ絵が不鮮明なのと、'The Gates Of Delirium' の 'The' が抜けてる…

11月18日(ジェネシス、他) ※ちょっと追記※

11月18日は、1974年にGenesis "The Lamb Lies Down On Broadway" がリリースされた日、と今日19日になって知った。 私はこのアルバムのミックスが都合何種類あるか把握してない。 最初に聴いたのは実家のアナログ盤。 私が買ったエディション(CD)では、開…

論(ま、どうにか落としやす)。

Ange は 3rd. "Au-delà Du Délire" (1973)、4th. "Émile Jacotey" (1974)、6th. "Guet-apens" (1978) の3枚しか聴かずに来て、ソリッドな 4th. が最高作なんだろうと思ってた。 わりと流通してた順に聴いたわけだが、さいきん、聴きそびれてた1st.、2nd.、5t…

11月16日「録音文化の日」

こちらの御記事 を拝見して、11月16日が「録音文化の日」と知りました。 御記事がお取り上げになった作品ラインアップに全く異論はありませんが、私がこのお題で真っ先に思い浮かべるのは White Noise "An Electric Storm"(1969)です。 「ミックスダウン」…

Mike Oldfield "Hergest Ridge"

さいきん、浸って聴く、ということがない。 後先覚えず身も世も無く「いまここ」だけの状態=音楽体験の「本番」であるより、「あとで聴く」ブクマに近いのかも知れない。 もちろん集中して積極的に聴くのだけど、「情報」として「意識」でもって片して、理…

11月11日はベースの日

ティポグラフィカのライヴを見たことがあるとかどんだけ羨ましいんだ。 しかもベースが佐野篤さんのティポとか。 S君(仮名)から聞いた話。 1990年代半ば、新宿ピットインでのライヴのMCで、各メンバーが、他のメンバーになれるとしたら誰になりたい、みた…

MC台詞の書式

前回 そらみみ そらみみ やってな(加筆しました) - 轟音に耳を澄ます でライヴのMCの台本の例をこう書いたんだけど: 2人の掛け合いの中で誰かの名前を思い出そうとして「誰でしょね」というワードを出したうえで、 バンマス(何故かベースを持ってる) (…

そらみみ そらみみ やってな(加筆しました)

(2’02”~)背中プリ母 背中プリ母 背中ブリキくさ競り袋(※)は 中作ダム 中作ダム 中作弾性クレーマ 糠摺り 糠摺り 糠摺り火売札幌ってか 指差し伸べ 指差し伸べ 指差し伸べるさパトロンだし 誰でしょね 誰でしょね 誰でしょねってベートーヴェン てめえな…

ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程⑤(補足)

短音階をどう決めるか、いったん保留したのだった。 現行、長音階はドが主音、短音階はその短3度下のラが主音、となってる。 現行通りドが主音の音階(=イオニア旋法)を長音階とする場合。 長調という性格は5度圏の音が決め、短調という性格は4度圏の音が…

ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程④

私は楽器で作曲することがない。 いや、キーボードに向かってやるわけだけど、キーボードから発想するわけではない。 曲は私の中から来る。それを形にするのに、キーボードの並びが都合がいいだけだ。 なのだが、ヴァイオリンの場合、その調弦法から発想され…

ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程③

ドビュッシーのホールトーンがシェーンベルクのドデカフォニーを準備した、という言い種がある。 オクターヴを等分する。 それを、縦に和声にも、横に旋法にも、使う。 この言い種に対して私が抱く違和感について書くことが、私のドビュッシー観を書くことに…

ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程②

幾つかある教会旋法の中から、ドを主音とする音階=イオニア旋法が「長音階」として残ったには理由がある。 要するに「和声音楽」の時代に入って、T、D、Sのカデンツによって曲を構成し展開させるのに、最も都合がよかったからだ。 サブドミナント=ファが存…

ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程①

5度圏/4度圏 長調/短調 リディア旋法 倍音列 サブドミナント ドローン/カデンツ ドビュッシーとシェーンベルク 音を完全5度で積み上げてゆくと、 c - g - d - a - e - h - fis... とどこまでも協和して開放的な響き。 完全4度で積み上げると、 c - f - b …