メモ(キュビスム)

キュビスムは、主体が見た客体を描いてる、のではなく、主体が「見る」とはどういうことなのか、を絵にして見せてる。 私はお勉強をしない人なので、以下に述べることが、見当外れなのか、ぎゃくに既に論じ尽くされてることなのか、判らない。 ① 対象を3次元…

音楽はパーソナル

お皿が割れた。落っことして割ったお皿の数は今まで数知れないが、今日は、洗って布巾で拭いてる時、私の手の中で割れた。 ティーセットの、磁器の受け皿。蒸籠を持ってないので、ふつうの鍋に浅く水を沸かして、ティーカップで高さを作ったうえにこのお皿を…

メモ(ドップラー効果)

大きな空間の中で音楽を鳴らす、距離を音楽に取り入れる、ということは、 距離を渡ってくるうちに音が大気のエフェクトを受けることと、音速が有限なためにタイミングにズレが生じること、を作曲の方法として使うことだけど、 それだけでなく、 空間の中を音…

音楽に採用する音高

ふと思い出した。Thomas Dolby は最初に 2nd. アルバム "The Flat Earth" を、次に 1st. アルバム "The Golden Age Of Wireless" を聴いたんだけど、前者はとにかく音がいい印象で、較べて後者はその点で物足りなかった。 「音がいい」というのは、周波数特…

夕方のチャイム

防災行政無線を使った夕方のチャイムが好きなのは、ディレイが掛かるから。 市内にたくさんのスピーカが設置されてて、同じ音を同時に鳴らす。300㍍先のスピーカの音は約1秒遅れて、次いで600メートル先の、900メートル先の音が順次聴こえて、あとほど音量が…

エフェクトに耳を澄ます

当り前のことだけど、作曲は、音符単位でのオペレーションに還元されるものではない。和声とか対位法とかと同様に、「音色」にも構造があり、それは耳を澄ます対象であり、作曲の要素だ。 ただ、問題なのは、作曲態度だ。音符操作の技法の拙劣をカヴァーする…

ever changing 2

投稿後にこちょこちょ書き直しするのはいけにあね。 池に姉 「書き変えによって変化し続けることを本質とする作品」というのがあり得る。これは気の利いた思い付きかも知れない! といってるうちに「日本国紀」に先を越された。 私のブログの投稿後書き直し…

終わり良ければ城で持つ

アメブロで中野D児氏が 「フェイドアウトってのは、音楽家や制作者の手抜きや横着の証明」 「物事には、始めがあれば終わりもある」 「フェイドアウトってのは、その終わりから目を背けている」 とお書きになってて、私は共感してリブログしました。 ただ、…

音色

うーん…私には寧ろツィンバロムをエキゾチズムの文脈から解放した使い方に聴こえるんだけど(視聴動画を聴いた感想) https://t.co/66cf3LLddO — 新海智子 (@coccyx_T) March 25, 2018 「視聴動画」といってるのは「試聴動画」の誤りで、これのことです。 (…

生(なま) vs. 自由

*1 KORG01/WFD の場合、ヴェロシティは64段階、♩=96クロック。 強弱とステップタイム、2つの要素だけに限っても、ひとつの音を、1小節4拍の中のどの位置でどの強さで鳴らすか、384×64=24,576 通りの中から選ぶことが出来る。 音楽の自由。 もともとは、ヴェ…

分ける 統べる

S氏が、どなたかに自作曲数曲のカセットテープを渡した時、最後のトラックに、これ soundcloud.com を入れた。 「びっくりしました!!!」 という反応を期待したら、 「あら、ドビュッシーなんて懐かしい」 薄い反応、というより、戸惑っているようだった。…

メモ(ドラム)

ロック聴き始めの頃は、ドラムに異物感があった。 クラシックを聴いてた耳でロックを聴いたから、なのかも知れない。 最初に出会ったのが、基本ビートや「パターン」をキープするドラムだったからかも知れない。 ギターとベースとキーボードでコンポジション…

後天性プログレ者

私の音楽への愛は、音楽への違和感が基礎になってる。 身の周りに当たり前に音楽がある環境ではなかった。 コミュニティの音楽があって、物心つくと楽器を手にしてて、 言葉を覚えるようにして音楽が身についてる、 酒宴があれば自然にセッションが始まる、 …

ユニーク

むかし、数人と歓談してて、しんかいの曲にはしんかいが現れてる、と言われた。褒め言葉だったんだと思う。 「私が現れちゃっていいのかなあ?」 と呟くと、途端に3対1でやり込められた。 「あなた、今すごく変なこと言ったわねえ!」 「でも、私と作品とは…

描く

描くことは見ること。見ることは愛すること。 西洋画の立場の根本的な違いとして、 「見えるがままに描く」vs「在るがままに描く」 というのがあるらしい。私がこの2つを「同じことなのでは?」と思うということはつまり、前者の立場に拠ってる、ということ…

ノヴェラ ホモフォニー ソプラノ課題

音楽消費人生の大先輩との会話の中で 「カトラ・トゥラーナとノヴェラのファンだった友人」 というパワーワードが飛び出す。 「……それって水と油なんじゃ??」 どうやら「お化粧バンド」の括りだったらしい。 私はホモフォニーがダメだ。 でもそれは、既存…

サイトのテンプレ、気になるあの書式の起源とは?!

みなさんは、「調べてみました系サイト」の、フォーマットというか、テンプレというか、をご覧になったことがあると思います。「リード文で『これから~について説明してみようと思います』とか言ってる暇があったら本文から始めて説明しろよ」とお思いにな…

Jim O'Rourke、Jean-Claude Eloy

こちらの御記事 iwasonlyjoking.hatenablog.com に始まる連続は、第2回 iwasonlyjoking.hatenablog.com で書式が決まり、現時点こちら iwasonlyjoking.hatenablog.com まで続いています。 私自身はいま、PC のイアフォン端子が壊れて、PC 本体のスピーカでし…

徹底的変拍子

私は変拍子について、 《「使う」ものじゃなくて、「そうなっちゃう」もの》 というスタンスだけど、どうせシステマティックに「使う」なら、徹底的に。 拍子は分数の形で表せるけど、世に行われる変拍子の変則性は専ら「分子」についてのもの。 分母は 2ⁿ(…

音楽と政治

「ミュージシャンは政治的発言をするな」とか言ってる奴らとごっちゃにされたら困るけど。 私はこのポイントで「音楽に政治を持ち込む/持ち込まない」を論ずる気はない。 端的に、私は「音楽に政治を持ち込むな」ではなく、「音楽に政治を持ち込めるという…

凧音楽

#心が乱れた時に見るgif pic.twitter.com/C4OBdDAj5u — 心が乱れた時に見るgif (@kokoromidaregif) November 1, 2018 すごいもの作る人いるなあ。 ひと目で惹かれるのは、絵として。アニメと見紛う透明な詩情。現実感の無さ。 それはこの gif の画質のせいも…

雲霞のごとく

偶然2つのツイートが関連した。 あるいはいつも意識にある問題だから繋がった必然なのか。 こういう音楽をやりたい https://t.co/RJw6RgCR5s — 新海智子 (@coccyx_T) October 28, 2018 「机上の空論」と聞くと続けて「雲霞のごとく候」と言ってしまう条件反…

音楽は求道(ぐどう)

音楽が「社交」なんかであってたまるか、という思いが根本にある。 私の、クラシックの演奏会ドレスや燕尾服への違和感の理由。 私は音楽「を」生きる。演奏会ドレスを着ることは、音楽「で」生きることだ。 むろん、「ファッションはダサい」のは、パンクで…

メモ(線の絡み合いの音楽)

いつも音楽について考えるヒントを下さる @fomalhaut 氏の御ツイートを、またリンクさせて頂きます。 音程感を伴わない音程の無断変化を再現出来る楽器の存在は風の音の変化を聴いていると必然に満ちていると感じる。 — Yasushi_SAKAI (@fomalhaut) 2018年4…

わだばクセナキスになる

コメント欄から、SoundCloud にアップしている曲についてご感想を頂戴した。ありがとうございます。これへのご返答を考える過程で、改めて考えたこと。 今回のあらすじ: 欲しい音楽が頭の中にまずあって、これを実現する方法(例えばDTM)を選ぶ、というの…

出会い方

今回のあらすじ ①基本スタンス ②叙情 ①基本スタンス 他人が既にやってることはやらない。 自らがやったことは2度やらない。 ストラヴィンスキーとラヴェルがシェーンベルク「月に憑かれたピエロ」を知って 「いかん!」 となる。 切磋琢磨がチキンレースと化…

当ブログを「ひねくれてる」と評されたことがあるし、殊更に書いてると言われたこともある。 でも私はただ「素直」であるためだけに書いてる。殊更の逆張りはしない。戦略で書かない。思うことをそのまま正直に書くしか出来ない。 素直の結果がひねくれてる…

地下鉄車内 クラシック 環境音 4'33"

news.livedoor.com 「より快適な車内空間」ねえ…… 地下鉄の音自体が耳を澄まして差異を聴き取るべき対象なんだが。 イーノの "Music For Airports" は、環境音と音楽とがお互いの成立を妨げない。クラシック音楽が環境音と対立しそれを排除するのと逆。 イー…

B級枠 棲み分け 出会い方

ナポリタンは滅多に買わない。 ナポリタンを買う時の心構えは、「好物で満足したい」とは別枠の動機だ。 ペペロンチーノ、きのこと刻み海苔と大根おろしの醤油ベース和風パスタの時とは違う。 自らに「修行を課す」色彩を帯びる。マゾヒスティックな。 嗜好…

事故と方法、事故の方法、事故は方法

録画のナマ性。 録画された内容を、たんに再生する予定調和のようであって、じつはその「録画を再生する作業」の「現場」はナマである。 そのことが、アクシデントによって露わになる。 録画内容を「正しく」=「予定通りに」鑑賞できないことを怒るよりも、…