プログレ

プログレとしての La Bottega Dell'Arte

ローマのバンド La Bottega Dell'Arte を、私はゼロ年代のどこかの時点に、ユーロ・ロック・プレスのディスク・レヴューで知りました。載ってた 1st.、2nd. のうち、私が買ったのは 2nd. "Dentro"(1977年)です。 割とくっきりと、ラヴ・ロック・ナンバーと…

Soft Machine "Bundles"

Soft Machine "Bundles" のエディションが都合いくつあるか知らないけど、今後再発する時は、 収録曲: Gone Sailing Four Gongs Two Drums (全2曲) でいいんじゃないか? という記事を書くつもりで聴き直し始めたら、最後まで気持ちよく聴き通してしまっ…

解決しました! Attrition "In The Realm Of The Hungry Ghosts"

解決いたしました!前回の記事 でお訊ねした LP は、 Attrition "In The Realm Of The Hungry Ghosts" でした。皆様ご協力下さってありがとうございます! フルアルバム。41'12" 以降はボートラ。 すんげえ面白いじゃん! 初めて聴いた当時これをペンディン…

The Nerve Institute

The Nerve Institute のアルバム "Architects Of Flesh-Density" から。 私が「男子一楽坊」と呼ぶ The Nerve Institute は、作曲家でマルチ奏者の Michael S. Judge のソロ・プロジェクトで、ひとりで作曲して、ギター類、ベース、ドラム、パーカス、各種キ…

アメーバピグの音楽フロアで掛けた曲

私の2010年代はアメーバピグの音楽フロアとともにあったわけですが、そこで掛けたい曲が悉くゼロ年代(と、1970年代)のものなのに気付いて、私にとってプログレは懐メロなのか?と落ち込んだのでした。 でも頑張りました。 2014年。Marco Minnemann の幅広…

Lindsay Cooper "Music For Other Occasions" "Oh Moscow"

Lindsay Cooper "Music For Other Occasions"(LP、独 No Man's Land NML8603、英 Sync Pulse Records SP3、1986年)。 つべには、曲単体で幾つか上がってます。以下、動画の数は多いですが、曲の長さはどれもごく短いです。 A1 A3 A4 A6 B1 B2 B4 詳細は省…

Factor Burzaco

アルノルト・シェーンベルク『月に憑かれたピエロ(Pierrot Lunaire)』が下敷きになってますね。 Factor Burzaco は、アルゼンチンのバンド。 ディスコグラフィ: "Factor Burzaco"(Burzaco Records 番号なし、2007年) "II"(AltrOck ALT018、2011年) "3…

Pink Floyd 'Point Me At The Sky'

Pink Floyd のことよく知らなくて面目ないです。 'Careful With That Axe, Eugene' と 'Come In Number 51, Your Time Is Up' はよく似た曲だなあ、と思ってました。'Eugene' の "Zabriskie Poink" のためのヴァージョンが 'Number 51'、同じ曲のヴァージョ…

BUCK-TICK 'Hameln'

BUCK-TICK による LÄ-PPISCH のカヴァー。 私は両バンドとも聴いたことがなかったのだけど、偶然知ったこの曲に打たれた。純粋に曲としてアレンジとして好きなのだけど、調べたら上田現追悼のオムニバス "Sirius ~Tribute To Ueda Gen~" 所収で、とても真摯…

Chrome (バンド)

Chrome Damon Edge を中心に、1976年、ロサンジェルスで結成。 1978年の 2nd. アルバムから Helios Creed 参加。 1983年、Edge と Creed が決裂。Edge が Chrome 名義で活動。 1995年、Edge 死去。Creed が Chrome の名を引き継ぐ。 4th.*1アルバム "Half Ma…

The Slits、The Residents、Harry Partch

今さら改めて、The Slits "Cut" 面白い。 最初聴いた時、ダブっぽかったり、パンク曲でもウェル・メイドで線が細かったりで、がっかりして、最後まで聴き通さなかった。 という感想になったのは、こっちが私の The Slits のイメージだったから: 当時私はこ…

アヴァン・ポップ

ウィキ「アヴァン・ポップ」の項によると、この語は1990年代以降のアメリカで提唱された芸術運動を指す語らしいけど、当記事はこれとは無関係。 私はこの語に、最初 Slapp Happy か Anthony Moore についての評論の中で出会った筈。 で、この語に相応しいも…

Beyond Infinity

Beyond Infinity "Mother Earth"(nxuMusic - 003、2009年)から。 トラック2 'Seventeen' トラック3 'The Composer' 上げ直しました。 思い出した。カケレコさんでこの CD をポチったのが、私がネットで物を買った最初だった。 2012年にここで知って、こう…

Wang Wei 4tet、Aurelia、Onze H30

Wang Wei 4tet "Wang Wei 4tet"(Homerecords.be、2009年)から。 Aurelia "The Hour Of The Wolf"(Homerecords.be、2010年)から。 Homerecords.be にしろ、AltrOck にしろ、これ以降もヴィヴィッドなリリース活動を続けたのだと思います。 私のほうが「好…

Zefiro Torna

Zefiro Torna "O, Monde Aveugle!"(Homerecords.be、2010年)。 がんらい古楽グループの筈だけど、トラッド、アラブ音楽、フリージャズ等々、節操無くも、それらが自らの内から自然のこととして湧いて来て、自然のこととして高品位のアンサンブルに練り合わ…

Aranis "Songs From Mirage"

私は歌に興味がない、ということになってる。 でも、音色としてのヒトの声の魅力を、無いものとすることは出来ない。ヒトの声で歌われるものとして降って来たメロを、インストで置き換えると、魅力のキモが捨象される。 ことさら表情を付けて歌うのではなく…

LE GLE

2014年04月、Les Batteries 目当てで、World Disque のサイトの「France」>「L」の項を見てて、たまたま上隣に載ってた見知らぬバンドの紹介文が目に入った: LE GLE/Suites Erratiques(CD/Linoleum)(France'12)フランス産、多数の管楽器やel-g,el-p(ローズ…

清水靖晃、濱瀬元彦、YAS-KAZ(佐藤康和)

3人のアーティストを取り上げてますが、相互に無関係です。 このサイトによると、Crammed Discs のシリーズ Made To Measure は「他メディア(フィルム、劇場、ダンス、ヴィデオ)のために『あつらえた』サウンドトラック」のシリーズで、1983年から1995年ま…

Godley & Creme "L"

www.youtube.com Godley & Creme "L"(1978年)。 このところ立て続けに1977~78年のものを取り上げているのは、偶然です。 www.youtube.com www.youtube.com プログレを終わらせたのは、外部要因としてはパンクの台頭、と言えるかも知れない。でも、パンク以…

日本のプログレ

私の KENSO は、『うつろいゆくもの』(2006年)から。 www.youtube.com クォリティもインパクトも図抜けてるし、好み的にもストライクの筈なんですが、のめり込めなかった理由が何なのか、自分でも判りません。 なんか、見え透いてしまう。 結局、ティポグ…

England (バンド)

この曲のドラムのミックスってどういう手順なんだろう? シンバルは別録りだよね? ドラムキット一発録りでここまで回り込み無く各楽器の定位を独立させるって可能なのか?? というか、作曲・アレンジの意図としてこの音像を欲するということがどういうこと…

Pentwater ②/2

2007年の復帰作 "Ab-Dul" で Pentwater に出会って、そのガチャガチャと雑多な感じがツボだったのだが、次に聴いた1992年リリースの発掘音源集 "Out Of The Abyss" では、ゴリゴリのプログレ・バンドとしての水準の高さに驚いたのだった。 1st. "Pentwater" …

Pentwater ①/2

1970年代の3大アメリカン・プログレ・バンドといえば Yezda Urfa、Cathedral、Pentwater だけど、私は Pentwater 推し。 pentwatermusic.com Pentwater はシカゴのバンド。1970年始動、1971年夏にはオリジナル曲の比率を増し、イエス、クリムゾン、ELP、ジェ…

Camel "The Snow Goose"

キャメルは、私が出会った時には既に、例えば新人バンドを紹介するときに当て嵌めるカテゴリーとして「キャメルタイプ」があるくらいの「オーソリティ」だった。私が彼らに対して素直になれなかったのは出会い方のせいだ。 本来、5大バンドをひと通り修めた…

3つの懸案の解決

長年の懸案が立て続けに解決しました。 探してた曲が見つかる① sakai yasushi 氏は凄い!という話。 この曲、誰の何という曲でしょう?ひと昔前にテレビの BGM にさかんに使われてて、メロはソプラノサックス?オーボエ?で、アースワークスを素直にしたみた…

溺れたエビ!(溺れたエビの検死報告書)

私が最初に接したこのバンドの情報はユーロ・ロック・プレスのライヴ・レポートで、10年以上前。当時はバンド名「溺れたエビの検死報告書」だった。 音で初めて聴いたのは、アメーバピグの音楽フロアで掛けることを思い立ってつべで探した時だから、その数年…

Barclay James Harvest

小6当時のナイーヴな耳には、単なるアコギのアルペジオだけでも新鮮で、そしてそれにたまたまプログレ曲で初めて出会ったばっかりに、そのアルペジオ自体もプログレ性を保証する要素としてカウントしてしまう、という事態が起きていた。 Robert John Godfrey…

Eddie Jobson

担任老婆 沁みたんは小圓遊 短気老婆 聴き取れへんよ 何故なら おねしょやっちゃならめえよ 他人老婆 今更どうなってもいい*1 単に老婆 芋嫌い笑えねえ 青空 ラッキョうめえ 言わせんでねえ 担任老婆 尻穴臭い アイドル、ジョブソン。ヴォーカリスト、ジョブ…

「浮世離れ」は褒め言葉

ふと思い出した。 あるロック雑誌のバックナンバー(1970年代後半頃の)にイエスの記事があり、スナップショットが数点載ってた。ハウやスクワイアが、スタジオに乗り付けて横付けした自家用の「でっかい外車」から降りて来るところの。ナイーヴだった私は、…

終わらせる 始める サビ

「ポピュラー音楽では(イントロとともに)曲の終わらせ方が重要だし難しい、なので意表を突くあるいは気の利いたエンディングの曲に出会うとおお!となる」というご趣旨の御ツイートを拝見し、なるほどと思った。 それで私も、自分の曲の中から「意表を突く…