プログレ
SoundCloud は再生開始で曲頭が欠けることがあるので、今後 YouTube で貼る。 まえに、この曲の 0'16"~ のパーカス・パートの8分音符での刻みについて「身も蓋もない」「単調」と悪口を言ってましたが、 それをパクったのは私です。 0'32"~0'49"、1'14"~終…
「ブルースベースを感じさせないロックギタリストが好きなんだけど、トムヴァーレインもキースレヴィンも自分にとってはそういう存在」という御ツイートをお見掛けして、アメブロでの拙過去記事を思い出した。 ブルーズ・ギターが神髄の Mick Taylor が、な…
フレーズの符割をどんなに入り組ませても、それはイーヴンのビートを基準にしての入り組みであって、どこがどう入り組んでるのか判るように提示するためには、基準ビートを同時に鳴らさねばならない。 単調なビートが厭で、そこから逃れようとして、符割を複…
この曲は本来歌物で、0'16"~ がヴァースなんだけど、私が気になってるのは、なぜここでパーカス・パートが「身も蓋もない8分音符での」刻みをやってるのか、ということ。 たしかに音色的な面白みはある*1。でもそれも、刻みがイーヴンで単調であることの音色…
これはいまだおたずね中だけど、女声をワンポイントで使う使い方が美しい例をひとつ思い出した。 Peter Gabriel 'Waiting For The Big One'。6'17" 目~。 とくにオクターヴ・ユニゾンになる箇所に気が遠くなる。 このあと次曲 'Down The Dolce Vita' にメド…
Beardfish はリアタイで "Sleeping In Traffic: Part Two"(2008年)だけ聴いた。作曲はほぼキーボーディストでリード・ヴォーカリストの Rikard Sjöblom による。 6分~8分ほどの数曲は、poetic な造形が畳み掛けられて密度があるうえに、羽目を外し気味な…
今朝グレゴール・ザムザが何か気がかりな夢から目を覚ますと、家の電気が止まってた。 まず停電を疑ったが、お隣りに伺って、電気が止まってるのがうちだけなのが判明した。 ブレイカは落ちてない。 電力会社に問い合わせると、11月の料金が未納で、これが原…
この CD 探しあぐねてたの! ツイートしててくれてありがとう7歳の私! これオフィシャルPV?CD持ってるし好きだけど、トラックダウンで異世界作り込むべき。ラフの域を出ない音場が残念。→THISTLETOWN / ROSEMARIE - - カケレコ http://t.co/Qi4AEj6D0D — …
T.Sasaki「スパイキッズ2006」 この過去記事 で、0'59" 目の「♪失敗は許されない」の箇所について、 「歌メロが楽節終わりを8分音符でみっちり埋めて次のサビにそのまま流れ込むのが好き」 といってたんだけど、ここはさらにもう一歩突っ込んで、ここをこの…
本来なら、新たなテクノロジーの登場が新たな発想、新たなスタイルを生む、のであるべきなんだけど。 作り手個人の体験でいうと、機材をあてがわれて、作業プロセスのいちいちが発見のプロセスで、機材が提案してくるものに無心に耳を開きこれに触発され、自…
当ブログが今までジェフ・ベックに一度も言及してないのは、意外なことではないかも知れない。 私はギター演奏を聴くために CD を買うということが無い。 'Led Boots' や 'Blue Wind' はさんざん聴いたけど、ベック作曲ではない。 'Led Boots'、クラヴィネッ…
ツイッターの「#完璧だと思うポップソング」というハッシュタグで真っ先に思い浮かんだのは、Utopia 'Magic Dragon Theatre' だった。 音質は良くないですが、MV。 そして、Van Dyke Parks "Jump!" の全曲完璧な中から、'After the Ball'。 「#卯年だから…
エンドレスのアナログ盤で実際に掛けたことのあるのは、Peter Gabriel の 2nd.(通称 "Scratch")のA面と、phew 「終曲」と、あと何があるかな? しかし久々に聴くと美しい曲だなあ 'White Shadow'。 ギター(エレキとアコギ)が Robert Fripp、ベースが Ton…
おたずね曲です。 静かな曲の、ひとコーラスが終わるごとに挿入される、ひとふし。 ソプラノで、ボーイ・ソプラノめいて透明で静かで力んでなくて、童謡のひとふしみたいに素朴な、折返し。 メインヴォーカルは他にいて、このソプラノはこの箇所にだけ出て来…
叔母の家には猫の世話係として雇われた、ともいえる。 たしかに一緒に過ごす時間の長さだけで言えば、私が彼女(猫)にとっていちばん親密な存在だった。 彼女は生まれて間もなく捨てられていた。冬の寒い夜。兄弟姉妹のうち、最後まで貰い手が見つからなか…
るそんべえ氏の御記事。 「ハイスクールララバイ」という曲は聴き憶えがありましたが、これが「作詞は松本隆、作編曲は細野晴臣」なことと、アーティスト名「イモ欽トリオ」が「YMO」+「萩本欽一」+「たのきんトリオ」なことをご教示頂きました。 御記事拝…
アーティストの意図の正確な理解のためには、そして私個人の感覚としては、邦題は、それがどんなものであれ「不要」だ。 でもそれでは「売る」という責任を果たせない。「アーティストの意図を正確に伝える」ことと「訴求力を最大にする」こと、ふたつのベク…
またこの曲を貼る。たぶん5回目。 この曲についてのある懸案が未解決なのを思い出したので。 作曲の経緯として、初めにサビ部分(0'52"~ 1'16")があった。 いつからか作曲者=バンマスの頭の中で、ゲイブリエル風含む2~3人の男性ユニゾンで、鳴っていた。 …
Kate Bush "The Dreaming"(1982年)から。 ふだん「耳を澄ます」と言い「分解能」と言う、それなのに私はオーディオが皆目判らない。 曲の正しい理解のための再生環境というのはある筈で、もっとこだわるべきと反省する。 いったい、耳をより澄ましてるのは…
クリップボードの使い方を覚えたので Spotify を貼る。 Flamborough Head "Tales Of Imperfection"(2005年)では、この 'Higher Ground' が好きだった。ギタリスト Eddie Mulder 作曲のインスト曲。 当時の私の情報源はもっぱらユーロ・ロック・プレスだっ…
T.Sasaki「スパイキッズ2006」について、今回は曲に即して、私の気付いた点を。 ①。 原曲、ユニット「スパイキッズ」による「スパイキッズ」のシングル CD の、ジャケと歌詞を見たのと、音を実際に聴いたのとに時間差があった、この「スパイキッズ2006」は、…
レヴュー記事で「いかにもプログレらしい」というフレーズに出会うと、読み進められなくなる。 プログレらしさの何たるかを論じるのでないなら私には縁が無い、と。 プログレ的とは何かを規定することなくプログレ的という。 私の敬愛する、あるライターさん…
去年8月にこの MV が公開された時は世間が色めき立った。 (忘れてましたが、20枚組ボックスからの公開、だったのですね。そのリリース自体大事件でした。) 私がこのつべでいちばんハッとしたのは、じつは終わり間際の箇所。 トゥッティが長いディミヌエン…
ふと、月自身は月食がいつ起きるのか知らないのではないか?と思う。 月食の時刻をあらかじめ知ってるのは人間だ。天文学によって。 月食は人間の関心事なので。 スマホ動画で、「何を撮るか」、被写体が何であるか、に関心が無い。 猫と、月以外。 この動画…
Steven Wilson には、Yes 'The Gates Of Delirium' の2014年リミックス以来、反感をもってる。 つべで聴いただけなので、音質については正しい批判を出来ないかもだし、そこは、どんな処理にするか、それぞれ根拠のあるところかも知れない。 私が「をい!」…
yffcyeshead 氏の御記事。 知りませんでした! 1音下げていた! 今つべで確認しました。 アルバム "Close to the Edge" のスタジオ録音のつべでいうと 16'33" 目以降。 アルバム "Yessongs" のオーディオのみのつべでいうと 16'03" 目以降、フィルム作品 "Ye…
改めて、3'47"~ のギター・ソロの「音色の移ろい」が、こんなに美しかったのだなと。 (オフィシャルが上げてるつべだと音色が丸っこくて「金属み」に不足する。) (0'32" の歌い出しは「戸締り用心」と聞こえる。) ワウペダルというと、わたし的先入観と…
以前すこし触れたけど、私はアングラガルドを好きで、アネクドテンを解らない。 アングラガルドは「作曲」で聴ける。アネクドテンは「出音」だけがある。 いっぱんに、ロックにおいては、「出音」のかっこよさで聴かれ評価される、ということが多いんだろう…
King Crimson - Larks Tongues In Aspic (Session Reels) レコーディング・セッションです。ツイッターで tmatsushita 氏からこのつべをご教示頂きました。 形になってゆくプロセスがスリリングで、言及しておきたい箇所はいくつかあるのですが、いちばんハ…
「冬景色」 文部省唱歌 1913(大正2)年初出 作詞作曲者不詳 NHK東京放送児童合唱団 この歌メロのユニークさはどこから来るのか? ①メロの造形や曲の形式に「気持ちを乗っける」ということが皆無なこと。②反復が無く、とっ散らかってて、「2部形式」みたいな…