2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シベリアの無人島

A:この曲がイエス曲のオレ的第1位といって過言じゃない。 B:「第1位」という言葉はその曲の特性を何も言い当てない。過言だろうと無かろうと。もっと具体的に論じないと。 A:第1位というのは「1時間のベストテン番組の50分過ぎに登場する」ということだ。…

Genesis "The Lamb Lies Down On Broadway" の「質感」

Genesis "The Lamb Lies Down On Broadway" はこの11月18日でリリース45年。 Brian Eno が関わってることはクレディットにあるけど、具体的に何をやったのか? Wiki「眩惑のブロードウェイ」によると、 「アルバムのミックス時にたまたま隣のスタジオでレコ…

Heldon 'In The Wake Of King Fripp'、Fripp & Eno 'Evening Star'

Heldon の 2nd. アルバム "Allez-Téia" (αλετεια) (1975)から。 私はエルドンもリシャール・ピナスも全然詳しくないのですが、この曲は、曲自体よりもタイトルの秀逸さで記憶に残ってます。"In The Wake Of Poseidon" のもじりであると同時に、文字通り「…

ever changing 2

投稿後にこちょこちょ書き直しするのはいけにあね。 池に姉 「書き変えによって変化し続けることを本質とする作品」というのがあり得る。これは気の利いた思い付きかも知れない! といってるうちに「日本国紀」に先を越された。 私のブログの投稿後書き直し…

謎と超常現象

謎は「仕込む」ものではない。 この行には裏の意味が仕込まれてるのではないか、と鵜の目鷹の目で詮索裏読みの対象になるのは、ルイス・キャロルとかの大作家だけで、その場合作者の意識に関係なく、読者が勝手に謎を作ってくれる。 私が謎を「仕込んで」拾…

メモ(慣用語そのほか)

ブコフをブックオフの「略称」という説明を見て、違うだろ、と思った*1。 パイナップルはパインアップルの「略称」だろうか? ブコフ、ブッコフを略称として、同様の例として「スタバ」を挙げてたりするが、ここで挙げるに相応しいのは「ロキノン」だと思う…

Brigitte Fontaine

Brigitte Fontaine "Brigitte Fontaine est...Folle" アナログ日本盤、私が聴いたのは再発盤だと思うけど、ライナーノーツに各曲の解説があって、詩を説明するのに「いかにもフォンテーヌらしい」というフレーズが、収録曲11曲中5曲くらいで出て来て、だから…

Brian Eno から1曲選ぶとすれば

この曲の手柄をボウイから奪ってイーノのものにしようという意味ではなくて。 イーノの審美的な曲の系列というのがある。'Slow Water'("Music For Films" 所収)とか、'Zawinul/Lava'("Another Green World" 所収)とか。その中から1曲取るとなると、ソロ…

私の仕込みを私が拾う

以前私自身のことを「何を食わせても美味しいと言ってしまう奴」と書きました。 何を「食べても」ではなく「食わせても」。 私に「食わせ」た人物、私を「何を食わせても美味しいと言ってしまう奴」と評した人物、の存在を仄めかしたのですが、端的にこれは…

Japan、David Sylvian

Japan 'Canton' を、実家のアナログ盤以来、聴いてなかった。 3'23" 目~のアンクルンの扱いが雑だった記憶がある。 「竹一打=1サンプリング、キーボードでトレモロ奏」ではなく「トレモロで打奏したのをサンプリング」で、音符の長さ分キーが押され伸ばさ…

A面ラスト曲

アナログ盤 A面ラストに会心の名作を持ってくるというケースが多いのではないか。 3'02" 目はどうしても 'I Wanna Hold Your Hand' を思い出させる。 アルバム中唯一キーボードの Woolly Wolstenholme 曲。アルバム中いちばんプログレで、異色。 ヴォーカル…

Arif Mardin 'Forms'

Arif Mardin のリーダー・アルバムは3枚ある。 Glass Onion (1970) Journey (1974) All My Friends Are Here (2010) 2nd. "Journey"(作曲、アレンジ、プロデュース:Arif Mardin)のラスト曲、'Forms'。 このアルバムは腕っこきを集めて、曲ごとにメンバー…

Pan

Pan は、フランス出身の才気溢れるギタリスト Robert Lelièvre 率いる、デンマークのバンド。 "Pan" (1970) から。曲数を絞るのが困難。いちいちふつうじゃないリフの荒々しいインパクトと、繊細なアレンジの静かさとの交替が魅力です。どちらにも共通して …

夢 2019年11月03日

家の用事を今すぐせねばならないか考えてる、なにがしかの場面。 叔母「今から出掛けて3時間後まで帰って来ないから、」 じゃあやらなくていい。 叔母「それまでには麦茶を作っておいて」 ああ… 薬缶が見える。 麦茶を沸かすまでは訳ないが、冷ますのに時間…

絵本(ウォルター・クレイン、モーリス・センダック)

「walter crane toy books」で画像検索したら楽しい。 www.google.com この中のどれだったか、復刻されてふつうに洋書屋さんに並んでたのを、買わなくて後悔したことがある。 「1864年から1876年にかけて、クレインは彫版師エドムンド・エヴァンズと組んで3…

絵本「おかえし」

絵本といえば、「おかえし」、作:村山 桂子、絵:織茂 恭子、福音館書店、1989年09月、がある。 私がこれを読んだのは2013年、と、絵本ナビに投稿したレヴューを見て知る。 私自身が楽しんで読みました。 しんかいさん 話の運ばせ方の仕掛けを1つ設定、これ…

聴けよ!

むかし、アメーバピグの音楽フロアで、古楽にお詳しい方がアルブレヒツベルガー「口琴協奏曲」をお掛けになった。 その場は、ジャンルを超えて、音楽に対して意識的な方々の集まりだったのだけど、その中のひとりが、この曲の口琴ソロに差し掛かると、チャッ…