「walter crane toy books」で画像検索したら楽しい。
この中のどれだったか、復刻されてふつうに洋書屋さんに並んでたのを、買わなくて後悔したことがある。
「1864年から1876年にかけて、クレインは彫版師エドムンド・エヴァンズと組んで3色刷のトイ・ブックス(童話やおとぎ話を扱った児童向け絵本)を多数制作し大きな成功を収めた」
「挿絵画家としてのクレインは、画面上で文章と絵・装飾とを調和させることに腐心し、『幼子のオペラ』(1877年)『3つのRの物語』(1886年)などの作品はその後の児童向け絵本のデザインの基礎となった」
Wikipedia「ウォルター・クレイン」>「絵画とイラストレーション」
私のいちばん好きな絵本は、モーリス・センダック Maurice Sendak の「まどのそとの そのまたむこう Outside Over There」(1981年)。
道具立てが象徴だらけ、筋立てが、何回読んでも「理解出来た」と思えるものではないのだけど。
「かいじゅうたちのいるところ Where The Wild Things Are」(1963年)ほどは解りやすくない。
"Dear Mili"(1988年)は、Wilhelm Grimm 作、Sendak 絵、の絵本で、感銘を受けた筈なのに、お話も絵も、全然記憶にない。
センダック5年に亘る労作は、これこそ代表作なのかもなのに。
ほるぷ出版「ミリー 天使にであった女の子のお話」(神宮輝夫訳)のページが無くなってるので、絶版と思われる。絵本ナビに「出版社からの内容紹介」があった。
「村にいくさが近づいたので、「3日たったらもどっておいで……。」と言って母親は娘を森の奥深く逃がします。W・グリムがミリーという少女にあてた手紙に添えられたこの物語は、母と娘の永遠の愛を語っています。」
わざわざ副題を付けて「天使」に触れて宗教性を押さえて、タイトルだけでは掬えない「母と娘の永遠の愛」のテーマを内容紹介で押さえてる。
この絵はなんとなく憶えてる: