#わたしたちのえほん
— しおだ まりん (@michidelphinus) 2020年4月29日
探しています!!
お星さまがたった1人の友だちの魚のお話で、海がだんだん汚れていって最後に魚が死んでしまい、お星さまの元にいく(確か魚の口座、フォーマルハウト)っていう絵本です。昭和40〜50年代頃の絵本で、わたしの記憶に唯一焼き付いて多大な影響を受けた絵本です。
和田誠さんが描いたエリセラサンゴが、記憶のイメージに近いんです!
— しおだ まりん (@michidelphinus) 2020年4月30日
特にこのページ…(これの水平線が下に来て文章が上に来る感じ…) pic.twitter.com/2fAQpm7uBb
フォーマルハウトという星は実在します。「魚の口」という意味の名前(アラビア語由来)で、「みなみのうお座」のα星です。
が、みなみのうお座にも、フォーマルハウトにも、該当する内容の伝説が無いので、オリジナルのストーリーと思われます*1。
私もググってみましたが、お手上げでした。
1978年刊のこれ
にはみなみのうお座の伝説が含まれるようなのですが、おそらくギリシャ神話で、お尋ねの内容とは食い違うと思われます。
ちなみにこの本は、2008年に、絵:東逸子の新装版が出ています。
どなたかご存じないでしょうか?
追記 2020年05月07日
お探しになっていた しおだまりん さんからお知らせがあって、タイトルが「おばけのカスパン」であることが判明したそうです。
ウェブ上では、
文・絵:香山彬子
出版:講談社 1976年3月
という情報がありますが、書影も、レヴュー記事も、見つかりません。
どこかの図書館にまだあるかも。
*1:みなみのうお座はバビロニア起源の星座です。Wiki「みなみのうお座」によると、
偽エラトステネスは「大魚」と呼び、うお座の2匹の魚の親であるとした。彼は、シリアの豊穣の女神デルケト(Derketō, アタルガティスのギリシャ名)が、シリア北部のユーフラテス川近くの街ヒエラポリス・バンビュケ (Hierapolis Bambyce) にある湖に落ちた際に大きな魚に助けられた、という話を伝えている。紀元前1世紀頃のギリシャの作家シケリアのディオドロスは、「デルケトは若いシリア人のカイストルスとの情事を恥じて湖に身を投げた。彼女は恋人を殺して娘のセミラミスを捨て、自らは人魚となった」と伝えている。このほかに、みなみのうお座に関するギリシャ神話は特に伝わっていない。