2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

パンク

【来年の抱負】Tomoko Ramone になる と思ったらラモーンズは1996年に解散、象徴的メンバーのジョーイ・ラモーンが2001年に、その後立て続けに創立時のメンバーが亡くなっていて、「ラモーンズ加入」は叶わないのだった。 ラモーンズ加入によってではなく Ra…

みずいろのガの生まるるを嗅ぎし朝

みずいろのガの生まるるを嗅ぎし朝(峰女) という句が、保育社「標準原色図鑑全集1 蝶・蛾」のオオミズアオの項に載っていて、強く印象に残った。 子どものころ実家で見た。といっても記憶はいろいろ曖昧で、「みずいろ」は「水色」「水いろ」だったかも知…

の声

音楽作品の広告において「大ヒット中」とか「売れてます」が宣伝文句として有効なのか? このことは、私の物心の最初期から、はっきりと疑問だった。 作品内容の紹介でなら、興味をそそられる場合がある。 他人が聴いてるから、は聴く動機にならない。特定の…

メモ(何か見た)

いわゆる先進国であるとは、いわゆる発展途上国を搾取することでやっていくということ、というのが私のイメージなんだけど。 日本の政治が強権的だったり人権意識が欠如してたりすることを批判するのに、他国を引き合いに出して、例えば「これでは北朝鮮と変…

坂本

さっきまた坂本龍一の夢を見てた。いま「夢」と打とうして坂本龍一の「嫁」になった。「打とうと」を変換してくれなくて、じっさい今まだ「うとうと」してる。 インタヴューを受ける坂本。 「今回の録音、『スタジオ2か所』というと東京とブラジルと思われが…

メモ(《クラシック音楽》という呼称)

「《クラシック音楽》というジャンル名には問題があるので他の呼び名を考えよう」という時、その「問題」として言われるのは、例えば「クラシック」は本来「古典派」を指す語なので、もっと一般的な名前を、ということだったりする*1。 それで、ある方は《ア…

陶酔のポップ 2話中2話目

「私」と「あなた」の関係こそが、リアリティだし、強いし、陶酔だ。 社会性もイデオロギーも、この基本の上にある。 前回、「ロックなり演歌なりの既存のジャンルそれぞれの特徴を述べる」のとは真逆に、私の思う「ロック的」「演歌的」が予めあって、そこ…

陶酔のポップ 2話中1話目

2人称は正しい。 私は曲としてはハリソンの「サムシング」がクラプトンの「レイラ」よりも好きだが、歌詞は、レイラの、真っ向から「you」と呼びかける点が、代名詞が「she」のサムシングよりも正しいと思う。 ラヴソングなんだから。 「私はあなたを愛する…

日記 2018年10月25日

私と、知り合いが少なくとも1人(誰なのか不明)。床の縁が断崖になってて、下に潜んでて時々(笑みを浮かべつつ)顔を覗かせては床に立ってる人の足を摑んで引きずり下ろそうとする暗殺者。これはアニメなどではなく実写なのに、キャストが習近平本人。「暗…

「(チロリンの)星に願いを」集成

魔法のスティックひと振りして 世界中を並べ替えて という衝動には私も駆られる。 アメリカ大統領に立候補したい。公約は、 「地球の人口を500万人に減らします。誰と取り除き誰を残すかは、私が決めます」 いや、減らさなくても、並べ替えて、ライフスタイ…

The Beatles 'She Came In Through The Bathroom Window'

死刑にするも罰するも印籠 三平さんの本 つまんねえ 忠兵衛さんの本 詰み 構成が、2コーラスで、 AB AAB と、2コーラス目のほうが長くなってるのが、独特のセンスだと思ってた。 聴き手は「何度もくどく言われたくない」。この感覚に沿うために、同じ楽節が…

ロジェ・デゾルミエール

【今回のあらすじ】『ペレアスとメリザンド』の「夢見る音楽」を演奏するからといって、指揮者デゾルミエールその人も「夢見る人」とは限らない。夢見る音楽を演奏することが現実の政治的抵抗である場合がある。 偶然見つけた御記事。 「Front National des …

アリスネタに小うるさい

「不思議の国のアリス」に「クッキー」とか、喧嘩売ってんのか。 周知のとおり、cookie はアメリカ英語だ。 tart なら 'Who Stole The Tarts?' の章に出てくるし、biscuit なら "Through The Looking-Glass" の 'The Garden Of Live Flowers' の章に出てくる…

夢・2018年10月07日

10月07日の夢。 しばてつ曲みたく奏者がサインを出し合ってインプロを進めるライヴのリハがこれからある。今沢カゲロウなど、キレッキレのプロたち。私はケツカッチンでリハだけ参加。リハでも本番同様マジな丁々発止の音楽が展開するはず。「リハ」と「リハ…

#完全に一致ではないのだが何となく似てる

というお題がいちばん難しい。 本当に似てると「完全に一致じゃん」と言われるし、といってたんに似方が程々なだけでは笑えない。何かポイントを捉えないと。 似てる筈、と思い当たって画像を並べてみると実際にはそれほどでもなかった、という例が今まで夥…

漢字にするか仮名にするか

漢字にするか仮名にするか迷うことがある。 でもこれは「漢字か仮名か問題」ではなく、「素通りされないためにどうするか問題」なのだ、と気付いた。 「意識を留めてもらいたい」箇所なのか、逆に「字義に引っ掛からずさらっと流してもらいたい」箇所なのか…

「標題楽第1番」をもう一度

そうだった。 ここ で書いた、「長い距離を渡って届いてくるリディアンモードの断片」体験が、これ の 0'27"~0'42" に反映してるのだった。 「『標題楽』というタイトルなのに標題がない」というツッコミを、今のところ頂いてない。 標題楽ないし描写音楽を…

phew「終曲」

phew の「終曲」を戸川純がカヴァーしてると知った。 トピックとしては「おおお!!!」となるけど、つべで聴いてみたら、取り立ててどうというものではなかった。 phew の EP に歌詞カードは無い。戸川にも無いらしい。 戸川が歌詞を phew に確認したかどう…

The Beatles 'Dig A Pony'

マッカートニーの作曲は、そのスタイルを模倣する対象であって、後を継ぐべき「精神」ではない。 レノンの作曲には逆に、エピゴーネンが有り得ない。模倣すべきスタイルのポイントを抽出できない。有り得るとすれば彼の精神の後継ぎだけど、現実に誰が彼の後…

Normal Love、Make A Rising

「『沢村賞』ものを貼る記事」を2つ続けて書いたらたまたま「イタリア編」「フランス編」になったことがあった。 今回はアメリカ編。Normal Love はフィラデルフィア。Make A Rising はロサンジェルス。

しぎ・チドリ氏のブログ『砂漠の音楽:エジスト・マッキ』

遠くの音源から、長い距離を渡って届いてくる物音は、必ず美しい。 私も子どもの頃のある時期、夕方の定刻にチャイムの音色で「家路」が流れ出す土地に住んでた。 引っ越して来て耳にし始めのしばらくの間、これが「家路」だと気付かなかった。冒頭のトニッ…