音楽

下書き放出(感動は予測出来ない)

Ⅰ. 「私は『作曲』のみでロックを聴く癖がある。当ブログでも『作曲』のことしか書いてない。ある曲をディスると、コメントを頂戴して『是非〇〇のプレスで聴いてみて』と薦めて頂くことがある。 いったんは、筋違いなアドヴァイスだ、と思う。でも、実家に…

パクりました。

SoundCloud は再生開始で曲頭が欠けることがあるので、今後 YouTube で貼る。 まえに、この曲の 0'16"~ のパーカス・パートの8分音符での刻みについて「身も蓋もない」「単調」と悪口を言ってましたが、 それをパクったのは私です。 0'32"~0'49"、1'14"~終…

手拍子

1'13" 目と 2'40" 目の、楽節終わりのスネア一発のアクセントに、「くっつけた両掌を瞬発的に引き離す」という振り付けをするのが、天才!と思った。 と、前々回の記事で書いた。 私自身、手拍子で曲に合わせて拍を取るのに、能う限りジャストに打とうとする…

Tom Verlaine をめぐってメモ

「ブルースベースを感じさせないロックギタリストが好きなんだけど、トムヴァーレインもキースレヴィンも自分にとってはそういう存在」という御ツイートをお見掛けして、アメブロでの拙過去記事を思い出した。 ブルーズ・ギターが神髄の Mick Taylor が、な…

Perfume 'VOICE'

スーパーの店内放送のインスト曲が Perfume 'VOICE' だった。 珍しい、と思ってしまった。シングル曲なのだし、めちゃめちゃに売れた曲のようだから、掛かって不思議はないのだけど、私自身は10年位前にテレ東のフィラー*1で聴いたことがあるだけだった。 嬉…

下書き放出(行動の強さすなわち思いの強さではない)

視点① 対バン合同の打ち上げで、バンマス(♂)が、運ばれてきた料理を前に、手を合わせて「いただきます」という。 対バンのとあるメンバーがそれを見てクスクスと笑い出す。 たぶんあちらからは、ロックにあるまじき「良い子ちゃん」に見えた。学校側の管理…

ディレンマ②

フレーズの符割をどんなに入り組ませても、それはイーヴンのビートを基準にしての入り組みであって、どこがどう入り組んでるのか判るように提示するためには、基準ビートを同時に鳴らさねばならない。 単調なビートが厭で、そこから逃れようとして、符割を複…

ディレンマ

この曲は本来歌物で、0'16"~ がヴァースなんだけど、私が気になってるのは、なぜここでパーカス・パートが「身も蓋もない8分音符での」刻みをやってるのか、ということ。 たしかに音色的な面白みはある*1。でもそれも、刻みがイーヴンで単調であることの音色…

テンポ パーソナル 責任

2年前の今日の記事。 「(打込みのエディットの)作業してる時は感覚が鋭くなってる時だから落ち着いてみると自分の設定したテンポに自分がついて行けなく」 「テンポは、打込み作業においても、どこまでも身体に属するもので、したがってパーソナルなもの」…

Peter Gabriel 'Waiting For The Big One' での女声の扱い

これはいまだおたずね中だけど、女声をワンポイントで使う使い方が美しい例をひとつ思い出した。 Peter Gabriel 'Waiting For The Big One'。6'17" 目~。 とくにオクターヴ・ユニゾンになる箇所に気が遠くなる。 このあと次曲 'Down The Dolce Vita' にメド…

Beardfish

Beardfish はリアタイで "Sleeping In Traffic: Part Two"(2008年)だけ聴いた。作曲はほぼキーボーディストでリード・ヴォーカリストの Rikard Sjöblom による。 6分~8分ほどの数曲は、poetic な造形が畳み掛けられて密度があるうえに、羽目を外し気味な…

良い聴き手

今朝グレゴール・ザムザが何か気がかりな夢から目を覚ますと、家の電気が止まってた。 まず停電を疑ったが、お隣りに伺って、電気が止まってるのがうちだけなのが判明した。 ブレイカは落ちてない。 電力会社に問い合わせると、11月の料金が未納で、これが原…

ヨウヒッコ

フィンランド*1の楽器、ヨウヒッコ(jouhikko)。 ドローン弦が2本、メロディ弦が1本。メロの音程は、この動画ではふつうに指の腹で作ってるけど、弦の反対側から指の背で押さえる場合のほうが多いみたい。 カレリアは中世以来スウェーデンとロシアとの係争…

Thistletown "Rosemarie"

この CD 探しあぐねてたの! ツイートしててくれてありがとう7歳の私! これオフィシャルPV?CD持ってるし好きだけど、トラックダウンで異世界作り込むべき。ラフの域を出ない音場が残念。→THISTLETOWN / ROSEMARIE - - カケレコ http://t.co/Qi4AEj6D0D — …

下書き放出(歌謡曲)

「生まれたままの姿で」(1974年) 作詞:及川恒平、作曲:大野克夫、編曲:瀬尾一三、歌:あべ静江 練られた美メロにびっくりした。同時に、構成(曲展開)がシンプルで、オーケストレイションが慎ましいことに、びっくりした。 このメロ、大袈裟にやれば、…

T.Sasaki「スパイキッズ2006」(曲に即して ②)

T.Sasaki「スパイキッズ2006」 この過去記事 で、0'59" 目の「♪失敗は許されない」の箇所について、 「歌メロが楽節終わりを8分音符でみっちり埋めて次のサビにそのまま流れ込むのが好き」 といってたんだけど、ここはさらにもう一歩突っ込んで、ここをこの…

テクノ

本来なら、新たなテクノロジーの登場が新たな発想、新たなスタイルを生む、のであるべきなんだけど。 作り手個人の体験でいうと、機材をあてがわれて、作業プロセスのいちいちが発見のプロセスで、機材が提案してくるものに無心に耳を開きこれに触発され、自…

自作ポップ

先日言及した、15歳の時の「Day After Tomorrow 'Faraway' 風ポップのサビ」の断片。 当時のメモは紛失。 なんかその後、すっかり思い出してしまった。最低限の、ヴォーカル・ラインとコード進行だけ、採譜。

ジェフ・ベック

当ブログが今までジェフ・ベックに一度も言及してないのは、意外なことではないかも知れない。 私はギター演奏を聴くために CD を買うということが無い。 'Led Boots' や 'Blue Wind' はさんざん聴いたけど、ベック作曲ではない。 'Led Boots'、クラヴィネッ…

#完璧だと思うポップソング

ツイッターの「#完璧だと思うポップソング」というハッシュタグで真っ先に思い浮かんだのは、Utopia 'Magic Dragon Theatre' だった。 音質は良くないですが、MV。 そして、Van Dyke Parks "Jump!" の全曲完璧な中から、'After the Ball'。 「#卯年だから…

イサン・ユン「ガラク」 ジャスミン・チェイ(フルート)

イサン・ユン「ガラク」1963年 Jasmine Choi(フルート)、Hugh Sung(ピアノ) 2010年4月、Hoam Art Hall(韓国、ソウル) 曲について。 ムラマツフルートのサイトの解説によると、 「朝鮮伝統音楽の要素と西洋の前衛音楽の手法を融和」 「「歌楽 (Garak)」…

A面ラスト曲④(Peter Gabriel 'White Shadow')

エンドレスのアナログ盤で実際に掛けたことのあるのは、Peter Gabriel の 2nd.(通称 "Scratch")のA面と、phew 「終曲」と、あと何があるかな? しかし久々に聴くと美しい曲だなあ 'White Shadow'。 ギター(エレキとアコギ)が Robert Fripp、ベースが Ton…

おたずね曲です。

おたずね曲です。 静かな曲の、ひとコーラスが終わるごとに挿入される、ひとふし。 ソプラノで、ボーイ・ソプラノめいて透明で静かで力んでなくて、童謡のひとふしみたいに素朴な、折返し。 メインヴォーカルは他にいて、このソプラノはこの箇所にだけ出て来…

デュアメル『ヘラクレスの功業』

おせちもいいけど、デュアメルもね。 実家にアントワーヌ・デュアメル Antoine Duhamel (1925 - 2014) のオペラ『ヘラクレスの功業 Les Travaux d'Hercule』の LP があった。RVC の日本盤「エラート現代音楽名盤選」シリーズの1枚。 1981年初演。LP は1982年…

南沙織「17才」の歌詞は実存主義

南沙織『17才』のメロで「お前はもう死んでいる」 https://t.co/uXYbnBuIMb — 新海智子 (@coccyx_T) 2022年12月27日 「17才」 作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平、歌:南沙織 1971年 歌詞: 南沙織 17才 歌詞 - 歌ネット 「私は今 生きている」と、こ…

"Houses Of The Holy"

叔母の家には猫の世話係として雇われた、ともいえる。 たしかに一緒に過ごす時間の長さだけで言えば、私が彼女(猫)にとっていちばん親密な存在だった。 彼女は生まれて間もなく捨てられていた。冬の寒い夜。兄弟姉妹のうち、最後まで貰い手が見つからなか…

雑(コード理論と和声)

他人様の曲の感想を述べるのに、コード名を使うと、まるで私がコード理論ありきでこれに曲を当て嵌めてるみたいに見えてしまう。 私は、ひたすら「聴く」ことが最初に来て、感じたことを言葉に落とすことだけやってる、のだけど。 感じたことを最も正確に言…

イモ欽トリオ、David Bowie

るそんべえ氏の御記事。 「ハイスクールララバイ」という曲は聴き憶えがありましたが、これが「作詞は松本隆、作編曲は細野晴臣」なことと、アーティスト名「イモ欽トリオ」が「YMO」+「萩本欽一」+「たのきんトリオ」なことをご教示頂きました。 御記事拝…

邦題文化

アーティストの意図の正確な理解のためには、そして私個人の感覚としては、邦題は、それがどんなものであれ「不要」だ。 でもそれでは「売る」という責任を果たせない。「アーティストの意図を正確に伝える」ことと「訴求力を最大にする」こと、ふたつのベク…

思い出し怒りと今日のスマホ動画

ふと思い出したのでメモ。 10数年前はテレビを視てた。 BS「クラシック倶楽部」はよく視た。なかで、演奏が始まってからテロップが流れて演奏者について紹介するのを、 馬鹿なの? と思ってた。 演奏聴きながら読めるわけないじゃん。 感覚と思惟を演奏に集…