漢字にするか仮名にするか

漢字にするか仮名にするか迷うことがある。

でもこれは「漢字か仮名か問題」ではなく、「素通りされないためにどうするか問題」なのだ、と気付いた。

 

「意識を留めてもらいたい」箇所なのか、逆に「字義に引っ掛からずさらっと流してもらいたい」箇所なのか。

前者を漢字、後者をひらがなにする場合が多いけど、漢字で書き慣わされてる句は仮名にするほうが却って「引っ掛かる」場合もあり得る。

 

おもに、副詞を接続詞的に使う時に、これが問題になる。

「要するに」を「ようするに」になさる方が多い。私はこれを漢字で書く。

私は本当に、「ここから大事な要点です」という意識を強く持つから、本当に「要して」るから、漢字にする。単なる間投詞ではないのだ。

 

「一般に」を私は仮名にすることがある。「個別・特殊」の例を挙げてそこから帰納して「一般・普遍」を述べる場合。

「一般」には、小数のセレブではない「一般人」的な意味が沁みついてるので、それを払拭して純粋な本義に戻す意図で「いっぱんに」にする。

 

場当たりの判断で法則性は無いし、効力は疑わしいけど。