詩を書くんでした。
hero [híə̯rəu] と pierrot [píə̯rəu] が踏んでるのに気付いて、これを使って1篇書くことを思い立ってから、何年経つのか。
折しも、
君には音素2つと聴こえるけど、実は16個 https://t.co/zUVxIXAjQE
— 新海智子 (@coccyx_T) December 2, 2021
とボケるために「音素」でググって、関連で「ミニマル・ペア」というタームを知ったところだった。
この曲を貼るのはたぶん4度目です。
作曲者曰く「歌詞はハナモゲラ」だそうだけど、2'49" 目は
nymph smells well and my lymph cells swell
と聴こえる。
巧み*1だけど、案外「nymph と lymph の押韻」は誰しも気付いてるところだし、そこに複合語「lymph cell =リンパ細胞」が与えられたら、むしろ必然的に、上掲のラインが導き出される。
巧みというのは、前半と後半とで、外形は似てるけど構文が違う、というところ。前半の smells は自動詞の3人称単数現在形、後半の cells は名詞の複数形。
意味は不明ですけど。
押韻がなぜ重要なのか、私には説明できない。
魂が韻を踏むのか、韻が魂を喚ぶのか。
言葉は「意味」によって力をもつのではない。
押韻は、いっぽうでは、発せられた言葉が詩であり言霊を宿しパワーをもつことの徴・証でありそうだし、
もういっぽうでは、ダジャレであり、「似ている」ことを介して、モノマネや、ユーモア一般に通じ、権威骨抜き術として機能しそうだし。
遊戯の一要素に「ミミクリー」があることと同源だろうか?
私は散文の人だな。
いや、詩人じゃないというだけで、このことが散文の人であることを意味しはしないけど。