押韻

詩を書くんでした。

 

hero [híə̯rəu] と pierrot [píə̯rəu] が踏んでるのに気付いて、これを使って1篇書くことを思い立ってから、何年経つのか。

 

折しも、

とボケるために「音素」でググって、関連で「ミニマル・ペア」というタームを知ったところだった。

 

この曲を貼るのはたぶん4度目です。

作曲者曰く「歌詞はハナモゲラ」だそうだけど、2'49" 目は

nymph smells well and my lymph cells swell

と聴こえる。

巧み*1だけど、案外「nymph と lymph の押韻」は誰しも気付いてるところだし、そこに複合語「lymph cell =リンパ細胞」が与えられたら、むしろ必然的に、上掲のラインが導き出される。

巧みというのは、前半と後半とで、外形は似てるけど構文が違う、というところ。前半の smells は自動詞の3人称単数現在形、後半の cells は名詞の複数形。

意味は不明ですけど。

 

押韻がなぜ重要なのか、私には説明できない。

魂が韻を踏むのか、韻が魂を喚ぶのか。

言葉は「意味」によって力をもつのではない。

押韻は、いっぽうでは、発せられた言葉が詩であり言霊を宿しパワーをもつことの徴・証でありそうだし、

もういっぽうでは、ダジャレであり、「似ている」ことを介して、モノマネや、ユーモア一般に通じ、権威骨抜き術として機能しそうだし。

遊戯の一要素に「ミミクリー」があることと同源だろうか?

 

f:id:shinkai6501:20211202222257p:plain

f:id:shinkai6501:20211202222331p:plain

 

私は散文の人だな。

いや、詩人じゃないというだけで、このことが散文の人であることを意味しはしないけど。

*1:あるいは、本当にハナモゲラで、巧みなのは私の聴き取り、なのかも??