南沙織「17才」の歌詞は実存主義

南沙織『17才』のメロで「お前はもう死んでいる」 https://t.co/uXYbnBuIMb — 新海智子 (@coccyx_T) 2022年12月27日 *1 「17才」 作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平、歌:南沙織 1971年 歌詞: 南沙織 17才 歌詞 - 歌ネット 「私は今 生きている」と、…

T.Sasaki 「其ハ在リシ日ノ妄執ノ顛末」の歌詞

いま手許にはこのカラオケの音源しかないけど、元来この曲にはヴォーカル・パートがひとつ付いてて、歌詞を伴う。 もりをみたすれいきふるえ つのぶえ かなたかみみもとか きおくか つきのひかりのあらう しずまりかえるそうしんじょ 其ハ在リシ日ノ妄執ノ顛…

メモ(詩の翻訳)

私の口が突然「バーント・ノートン」と口走ったので、私の頭が「何それ?!」とググると、T. S. エリオットの詩のタイトルだった。 Tomoko Shinkai Eliot なんか1行も読んだこと無いのに。 いや1行だけ読んだ。『荒地』を、異なる翻訳で2冊買って読み始めた…

消極的な理由のために、方法が「しかたなく」編み出されてしまうことがある。 アメーバには以前「なう」というツイッターに似た機能があった。 5年前、アメーバ退会に際して、アメブロ記事を手作業ではてなに移した時、「なう」も一部コピペして来た。なかに…

押韻

詩を書くんでした。 hero [híə̯rəu] と pierrot [píə̯rəu] が踏んでるのに気付いて、これを使って1篇書くことを思い立ってから、何年経つのか。 折しも、 君には音素2つと聴こえるけど、実は16個 https://t.co/zUVxIXAjQE — 新海智子 (@coccyx_T) December…

生涯2作目の詩

ガチャピンを斃せばムックの天下になるわけじゃない それはわかってるけど 僧帽弁決壊の理由を 私にではなく 羽化まもない鍋釣岩に訊いて あるいはディーヴォに 実際それは精巧な決壊だった ある人はそれを怨恨と呼び ある人は背面跳びと呼ぶ 私はそれを魔法…

空耳

1'48" 涅槃じゃ厭 並んで染まる 青い図星 梨を試すチャロ 出オチの三線 ええねんろ? よう拭いて捨てる 伊豆レインボーパーク*1 総スカン あっかんべー 恐怖の間 レッドさん要らんっす 外耳を振ろう 外耳を振ろう オムライス吹く 紫苑 素麺 よう噛んでく 紫…

メモ(詩) 3

アメブロのほうでコメント頂いてやり取りする中で気付いたことがある。 これの前半の「生涯初めて書いた詩」について。 意味内容として、基本デタラメで書いたのではあるけど、「自分の意思で動いてるつもりで、何か大きな力に動かされてる、であるからこそ…

メモ(詩) 2

2人がかりで詩を書く。 場を共有しつつ1行ずつ交互に書き継いでゆくにせよ、ファイルを往復させて「書き継ぎ」だけじゃなく編集の自由度を大きく取るにせよ、問題となるのは「いつが書き終わりか」。 自分の中にアイデアがあってそれを形にするというのでは…

メモ(詩)

詩作品を bandcamp なり SoundCloud なりに上げられる形にする、という時、歌詞として曲と組み合わせるとか、朗読して曲と併置するとかよりも、詩作品そのものを音楽たらしめる、ということを考えたい。 朗読を、音声として扱ってエフェクト処理する、という…

朗読出来ない詩

まず、生涯初めて詩を書いた: 月の東矩が1013hPaの等圧線と重なるのを うなじが感知する その私にとって 今朝も同じタリーズバリスタズブラックを開栓することは アポロンの名を唱えつつピエリアの泉で禊をすることだった 私の希望としてではなく 百科全書…

きょうぞくの反対はせきぞくなのかしら?

数日前、この室内、ごく近いところで突然「パン!」と大きな音がした。何か硬いもの同士がぶつかるか、何かが破裂するかするみたいな。 その音がしただけで、室内をチェックするも、異臭、電源コンセントからの発火などの異常はない。 イアフォンは外してた…

作詩

こういう下らない記事ほど熱心に手直しする。 書きながら、作詩のきっかけになりそうと思った。ふつうに現代詩みたいじゃないか。 私は作詩とヴォーカル録りをやったことがない。ブログ記事を書く時、文章を「詩」ならしめんとするけど、ことさら「作詩」と…

メモ(小野十三郎)

小野十三郎を読む https://t.co/j1udnzExEj — 新海智子 (@coccyx_T) 2018年11月6日 「『大阪』(略)は、戦時中の国粋主義的「精神主義」に対するアンチテーゼとして「物質主義」を打ち出した詩集」「精神による思い込みよりは目で見たままを信じること、先…

みずいろのガの生まるるを嗅ぎし朝

みずいろのガの生まるるを嗅ぎし朝(峰女) という句が、保育社「標準原色図鑑全集1 蝶・蛾」のオオミズアオの項に載っていて、強く印象に残った。 子どものころ実家で見た。といっても記憶はいろいろ曖昧で、「みずいろ」は「水色」「水いろ」だったかも知…

ググりきれない事ども

記憶にある物事が、ググっても出て来ない。 この世に存在しない物事を憶えてるとは、どういう事態か。 ① /4 たしか、イタリアのロックのレーベルで アミアモチ ってありましたよね?ね? うーん。 「《餅焼き網》に似た言葉」として憶えてるのだが。 ② /4 実…

3段オチ

この記事 shinkai6501.hatenablog.com が、3連構成で、第3連だけ日常なのは、つまり「3段オチ」なわけですが、伊良子清白「戲れに」の影響かも知れません。 戲れに わが居をる家いへの大地おほづちに黒くろき帝みかどの住すみたまひ地震なゐの踊をどりの優い…

返信

詩を教えて下さってありがとうございます。 感動したのは、言葉の力にここまで深く動かされるということが稀だから、そしてこれをわざわざ届けて下さったのが嬉しいから、です。 d-score 楽譜 - 作曲白秋民謡集「あの頃」 北原白秋 「詩」とはこういうことな…