2021-09-14 朗読出来ない詩 詩 まず、生涯初めて詩を書いた: 月の東矩が1013hPaの等圧線と重なるのを うなじが感知する その私にとって 今朝も同じタリーズバリスタズブラックを開栓することは アポロンの名を唱えつつピエリアの泉で禊をすることだった 私の希望としてではなく 百科全書のまだ開かれないページにある まだ種名の決まらないハネカクシ科の個体からの美的命令として。 私の失地回復への意思が鉛直に伸びていった先端部の 光沢度を私は知らない。 で、「朗読出来ない詩」を考えた: