この記事
が、3連構成で、第3連だけ日常なのは、つまり「3段オチ」なわけですが、伊良子清白「戲れに」の影響かも知れません。
わが
われは
わが
われは
わが
とこ
われは
わが
われは
この詩を収める、清白が自ら編んだ唯一の詩集『孔雀船』の岩波文庫版が、完全な形で、青空文庫にあります:
「戲れに」は最後から3篇目です。
こちらの御記事
に、
《「戯れに」は詩集でも詩人自身のカリカチュアを描いたユーモア詩として異色作》
とあります。
ついでに念の為、これ
の1段落目は、『源氏物語』「須磨の秋」のパロディです。
《須磨には、いとど心づくしの秋風に、海はすこし遠けれど、行平の中納言の
「関吹き越ゆる」
と言ひけむ浦波、夜々はげにいと近く聞こえて、またなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。》