プログレ
先日この記事 shinkai6501.hatenablog.com で取り上げたバンド「ユニットバス」について、『ビックリ水族館』アナログ盤現物に当たって確認しました。・バンド名 「ユニット・バス」となってるのはレーベルのみ。 インレイの、都合5箇所はすべて「ユニットバ…
shinkai6501.hatenablog.comじつはこの過去記事を書いた時、LaVie 本体のショボいスピーカしかモニタの手段が無く、聴き取れずにいた細部がいろいろある。www.youtube.com ① 17'41" ~ の箇所のモティーフの組み合わせについて。 この箇所は、 主旋律のスティ…
こちらのチャンネルが、白虎社の映像をたくさん上げてらっしゃる。 白虎社ビデオダンス作品「キメラ」「漂流教室」「光の王国」オーストラリア3部作 1988年 映像作家、邱世源の仕事としても貴重。 白虎社の写真がたくさんあったサイトは、Yahoo! ジオシティ…
ゴーシュの「印度の虎狩」は、読者の頭の中にあるあいだは、三毛猫をはね上がらせる。 アニメ化で具現すると、力を失う。 でもそう言われればなおさら、意地でも形にしてやる、と思う。 こいつが形にしてしまってた。 いや作曲者当人にこれを「虎狩音楽」と…
Eno 'China My China'、"Taking Tiger Mountain (By Strategy)"(1974年)から。 「アルバム・タイトルは、中国の革命現代京劇『智取威虎山』の英訳である」 (ウィキペディア「テイキング・タイガー・マウンテン」) 英語版 Wikipedia「The Lamb Lies Down …
そういえば私、中学の英語のテストで100点取ったことが1度も無い。 毎回必ず99点だった。お約束のケアレスミス1か所。もしかしたら教科担任の先生は、わざとだ、とお思いになってたかも。 99点を狙ってある時うっかり100点を取ってしまう、というアクシデン…
01月08日午後から短くとも5日間*1ブログ投稿出来ない、なら予約投稿にすればよい、と思ったけど事前に5日分まとめて記事書く能力なかったわ。 ディズニープラスの "Get Back" の広告がつべで流れるんだけど、使われてる曲が 'Let It Be' で、私はこの曲を嫌…
私自身、「もにょる」の原義やニュアンスをいまいち掴みかねて、今に至ってる。巷の誤用というか意味の拡散も追えてない。 誤用の一部については、「モヤる」との連想・混同を疑ってる。単なる批判の言葉として受け取る方がいらっしゃるということは、不用意…
「退屈の対義語」、これが「音楽」の定義にも出来そう。 私が「間を詰める」という時、これは音楽的な「意味」の密度を上げること、意味で時間を埋め尽くすことであって、物理的に音の密度を上げること、単位時間当たりの音数を増やすことではない。 のでは…
アーティスト名:ユニットバス*1 曲名:ひとで安心 『ビックリ水族館』(Japan Record、1985年)から。 「プロデューサー鈴木慶一が、1年に渡り「ビックリハウス」誌上で‟新しいオンガク”を公募。全国から寄せられた総数1,327曲の中から、珠玉作26曲を収録。…
Slapp Happy は、2000年と2017年の2回、来日してるのですね。2017年については当時、情報に接してない筈がないのですが… たしかに、妄想の中で、来日公演の客席にいて、ステージに向かって "'Riding Tigers'!!" と叫んでリクエストしてる私、果たしてこの曲…
こぢゃ (id:pojama) 氏のオリジナル曲について私がいちばん凄いと思うのは「コンポジション」。必ずポエティックなインヴェンションがあって、ユニーク、かつプログレ欲をド直球で満たす。今回のこの「プログレの小匣Part2 / Progre #2」もまさにそう。なの…
0'38" ~ 0'42" のメロが、It Bites "Once Around The World" を聴いたのをきっかけに降って来た、といわれても、即座には腑に落ちない。 私は It Bites 全然知らないけど、たまたま "Once Around The World" は、2回、聴いた。ポップさと、音圧というか、各…
うちのバンマスと半獣神の午後ですら「似てる」とさんざん言われたという。 外から見ると、というかロックの方からご覧になると、キーボードで作ってるとか発想がクラシック的とかいうだけで「そっくり」に見えるらしい。 バンマスとあきらこ氏との違いを示…
そうか、板倉文ってチャクラの人か。 私の1980年代像って歪なんだと思う。板倉文と聞いて思い浮かぶのが D-Day "Grape Iris"(Balcony Records、1986年)のプロデュースしか無い。 チャクラは殆ど聴いてない。小川美潮は「はにわオールスターズで橋本一子と…
そんなはずない ツイッター検索ほんと使えない。「間違いなく投稿した自分の過去ツイが、検索語をどんなにいろいろに変えても出て来ない」ことが多すぎる。 目当てのが見つからなくても、副産物として発掘されるツイートがあって、楽しい。 これについては記…
1970年代くらいのホークウィンドがメガホンを使ってるステージ写真を1枚だけ(たぶん初期のロックマガジンで)見た記憶があるんだけど、その1枚だけだから、それをウリにするバンドじゃなかったんだろうし、そもそも記憶違いかも。 なにしろ「ステージ演出か…
2020年05月05日にアップされた動画だけど、当ブログでは2021年01月25日に取り上げてる。 こんなテンポの扱い、初めて聴いた。 「テンポ」が面白いのは、連続的に変化するパラメータだから。 分単位で測られるテンポは、加速させて秒単位のオーダーに突入させ…
これ1曲あれば。 Young Marble Giants は、従来の商業音楽へのアンチテーゼとして過激だったのだろうけど、今ふと思うに、インダストリアル・ノイズが過剰な音響によって言ってることを、この 'Final Day' の極限まで切り詰められたアレンジ、殊にキーボード…
サディスティック・ミカ・バンド「墨絵の国へ」での、歌詞の朗読パート×2って、 ① 録音時、他のトラックを聴いておらず、あとで編集もせず、偶然の齎すタイミングの「ズレと噛み合い」だけを尊重してるのか、 あるいは、 ② ある程度は他のトラックを聴きなが…
'September' David Sylvian "Secrets of the Beehive"(1987年)所収。 アルバム冒頭にこの沈潜を置くというのが既に美意識の表明だ。 "Brilliant Trees"(1984年)の冒頭が 'Pulling Punches' だったのとの対比でなおさらそういう印象になるわけだけど。 じ…
「ユーライア・ヒープにもうオリジナルメンバーは一人もいないのか… 」 Uriah Heep 'Return To Fantasy' アレンジがスタジオ・ヴァージョンと違う。どっちが先にあったヴァージョンなのか、私は把握してない。 その①。 0'29" からのシンセ単音の上行は、スタ…
'Happy Talk' という曲を、私はさいしょ Captain Sensible のソロ・アルバムで知って、彼のオリジナルと思い込んだのだった。いい曲でびっくりした。 1982年の彼のヴァージョンは全英シングル・チャート1位2週間のヒットだったと知って、2度びっくりした。Wi…
これの最後の行って Hey baby, and the rest なの? 私ずっと Heavily embarrassed だと思ってた。 Lydia Lunch 'Lady Scarface'。ヴォーカルもかっこいいけど、とにかく、複雑なヴォイシングの、フリーキーなポスト・パンクとビッグ・バンドの混交のアレン…
初ライヴで悟ったのは「私は走る」ということ。 速弾きの箇所。リハでは全力でやっと追いつけたり追いつけなかったりする箇所に、本番では当然全力で臨むわけです。すると、走る。まさか自分が既定のテンポより速く弾くということがあり得るとは想像がついて…
あまりにも途轍もないものに出会うと、ペンディングする習性がある。 なにも、取り掛かり出すと本気の集中力が要るし、こちらの態勢を整えて掛からないと、という殊勝からではない。 明白な「嫉妬」であり、「見なかったことにしたい」のだ。 武田理沙氏のこ…
リスカ(RISKA)の「しっとりチョコ」はギンビス「しみチョココーン」のジェネリックだと思ってるけど逆だったらすみません。 「しみチョココーン」は、形と、これに由来する「口の中での、噛んだ時の砕け方や、舌の上での固形からのエントロピーの増大具合*…
アメーバの元アカで書いたブログ記事のことをふと思い出した。 バンマスがラヴェルの弦楽四重奏曲の SP 復刻 CD について言ってたことを承けてのもの。 オリジナル SP の発売日が楽章によって違うことに気付いた、と。データは録音〈年〉までしか判らないけ…
Nick Mason のドラミングがつまらなくなったのはいつの時点か?は時々ぼんやり考えるけど、私は Pink Floyd あまり詳しくないし、改めて聴き込むのも今のところ億劫がってる。 おおよそ、Waters 主導になったというか、歌詞のコンセプトありきでこれに沿って…
今朝、家の前に出て西の方角を見通すと、やけに赤く明るい。たんに朝日を受けてるにしては、禍々しく、現実味が無い。 昇ったばかりの太陽の光が、ちょうど道路に差し込む角度で、直線の道路に連なる標識の赤い縁取りが、軒並みこれを再帰性反射させてるのだ…