'Happy Talk'

'Happy Talk' という曲を、私はさいしょ Captain Sensible のソロ・アルバムで知って、彼のオリジナルと思い込んだのだった。いい曲でびっくりした。

1982年の彼のヴァージョンは全英シングル・チャート1位2週間のヒットだったと知って、2度びっくりした。Wikipedia は、英語版「Happy Talk (song)」も日本語版「ハッピー・トーク(曲)」も、Captain Sensible ヴァージョンにことさら一項目割いてる。

 

その後いろんなアーティストが取り上げてるのを徐々に知った。結局オリジナルは Rodgers & Hammerstein 作、1949年のミュージカル "South Pasific" のショウ・テューンだと知って、3度びっくりした。'Bali Ha'i' のあれか!

'Happy Talk' の歌詞にも、"South Pasific" にも、現代の視点からすると PC 的に問題があるようではある。

 

今朝方、kenjironius 氏の「バーバンク・サウンド」についての御記事で、Harpers Bizarre がカヴァーしてるのをご教示頂いた。プロコフィエフの「ピョートルと狼」もやってて嬉しい。

御記事は、ものすごく行き届いてるし、「《バーバンク・サウンド》は1940年代以前のアメリカポピュラー音楽を踏襲した独特なサウンドで、《バロック・ポップ》とは区別されるべき」という視点が明確でいらして、学ばせて頂いております。私はバーバンク・サウンドというもの自体、kenjironius 氏の御ブログで知りました。

 

Wikipedia は、英語も日本語版も、'Happy Talk' のカヴァー・ヴァージョンを列挙してるけど、何故か Martin Denny に触れてない。"Quiet Village"(1959年)所収。