1月9日はジミー・ペイジの誕生日でした。
私の関心はまず「作曲」にあります。「演奏」よりも。
ペイジについて聴くべきなのは「リフ」のかっこよさ、符割の実験が乃ち造形であるという点であり、それが彼の「ソロ」よりも重要です。'For Your Life' はその意味で ZEP の核心です。
つまりペイジは作曲の人であるということです。私はそこが好きです。
'Dazed And Confused' にせよ、最初のヴァージョンが最高で、ライヴを重ねるほどにどんどん尺が長くなる。ペイジのソロを延々聴かされるのは退屈です。
私は幼少時「リズム」が苦手でした。'For Your Life' にしても、リフのシンコペイションを理解できず、1音目を1拍目のアタマと取ってしまう始末でした。
言い換えると、私がリズムに意識的になるきっかけは、まさにこの曲だったわけです。
ライヴでやってたんだ!
おいおいこの曲をレスポールでやるのかよ。
「ビグスビー」なるものの存在は知ってましたが、装着してるところは初めて見ました。
私は ZEP では5枚目、6枚目、7枚目が好きで、「Ⅳ」の凄さは未だに解ってません。
'Achilles Last Stand' については、当初 "Presence" で聴いて「ベースとユニゾンでギターを重ねてる」と思ってた
♪ ♬♪ ♬♪ ♬…
のリフが、ベースのトレブル成分なのだと気付いたのはごく最近、ライヴ映像を見た時でした。たった4人でバンドサウンドを充実させるための、ベースの仕事以上をやるベース、の例と言っていいのかな?
(追記 むむつむり @mumutsumuri 氏に、8弦ベースで演奏されているのだと教えて頂きました。ググったら4コース8弦で、同時にオクターヴで鳴らすので、「アキレス」のあの音になる謎がすっかり解けました。ありがとうございます!)
私は曲としてはハリソンの「サムシング」がクラプトンの「レイラ」よりも好きですが、歌詞は、レイラに真っ向から you と呼びかける点が、代名詞が she のサムシングよりも正しいと思います。ラヴソングなんだから。
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