かねて折に触れ脳内で鳴り出すヴォーカルラインの断片があり、その出典が思い出せずイライラしていた。さっき突然思い出した。
南アジアのどこかの民族音楽だろう、と目星をつけていたのだが、まず最初に降ってきて、「思い出した!これだ!」となったのは、ストラヴィンスキー『兵士の物語』第2部第1曲「王の行進曲」の中の一節だった。
1'44" ~ 1'49" の、しゃくり上げる音形。
でも、イヤーワームはヴォーカルによるものだ。却下。
ところが、この「王の行進曲」が呼び水となって、直後に続けて降ってきた。Steve Hillage 'It's All Too Much'。
4'14" ~ 4'26" の歌メロ。
就中、4'22" のしゃくり上げる音形。耳に憑いて離れなかったのはこの音形だ。間違いない。
もちろんビートルズのオリジナルにも出て来る。4'31" ~ 4'43"。
「南アジアの」云々は、当たらずと雖も遠からずだった。