夢 2020年10月29日

どこからどこに向かってるのだったか、海岸沿いのコンクリートの防波堤の上に出る。三陸海岸のどこかみたいな岩場に張り付いて続くそのキャットウォークは高低差を含む。右手=海側を見やると、ちょっとアクセスに工夫の要りそうなエリア(そこもコンクリの、4畳半くらいの踊り場。手摺付き)に青年が1人。「あそこ行けるんだ」横目に私は先へ行く。行き止まりに出て、断崖の上に孤立する形に。見下ろす先は商業施設のフロア。夢なんだから飛べばいいけど封印、直立する柱にしがみつく体裁で落下速度をコントロールしつつするすると20メートルほど落ち、着地はソフトで足に衝撃は無い。

壁と床は、白または白緑青が基調の冷たく清潔な質感。構造は、規格で全体を統一するのではなく、部分が不規則に連なる風で、高低差もある。ある通路を降りて、公共施設の、室内のような廊下のような中を行く。ここでは人気(ひとけ)が無い(さっきの、防波堤の上や、断崖から見下ろす先にはまばらに人がいたが、他人=風景の一部で、やりとりは無かった)。壁に鏡が設えてあることに、その前を通り過ぎる時に一瞬自分の姿が映るのが視野の隅に入って、気付く。そういえば夢の中で鏡見たことないな、と引き返すと、(夢だからもう無くなってるかもと心配したけど、)さっきと同じにあって、覗き込むことに成功する。ふつうに私の顔だ。

職員の女性が電話で話す声「さっきから不審な人がうろついてるんです」私のことを上司に報告 or 警察に通報してるらしい。いつの間にか彼女と私が通話してる形に。男の声音を使うと、彼女はむしろ私を誘惑してくる。