(忘れてましたが、20枚組ボックスからの公開、だったのですね。そのリリース自体大事件でした。)
私がこのつべでいちばんハッとしたのは、じつは終わり間際の箇所。
トゥッティが長いディミヌエンドの末に已んで、シンセの16分音符のアラベスク的単旋律だけが取り残されて、乱調を来して和音をアウトし彷徨い出すのは、もともと好きな箇所なんだけど、このつべで初めて、ここがシンセ・パートの高音部1本じゃなくて、ピアノ・パートを伴ってる、と知った。
改めて、昔から聴いてた音源を聴き直した。それらしい低音部が、いわれてみれば微かに、聴こえる。
強引に話を繋げてすみません。それで思い出した曲があるのです。
この曲も終わり間際、ヴァイオリン・パートのアラベスクが加わって来て、和音をアウトしてゆく。
で、この完パケでは、最後フェイド・アウトで終わるんだけど、じつは私はこの曲のカラオケ=KORG 01/WFD の打込みを聴ける立場にいた。このヴァイオリンのアラベスクは、このあともう少し続いて、もう少しアウトしてゆく。フェイド・アウトせずに活かすべきだったんじゃないか?と私なぞは惜しむ。
冒頭の VDGG 'Wondering' の MV は、かねて存在は知られてた。
このオフィシャルの公開以前、辛うじてひとつだけ上がってたつべは、おそらく何かの TV 放送を家庭用ヴィデオで録画したかと思われる風情のもので、かつテープの状態がおよそ劣悪だった。
私が話に聞いたのは、(おそらく "World Record" リリース当時、)KBS京都テレビの番組 'Pops In Picture' でオンエアされた、ということのみ。
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