ふと、月自身は月食がいつ起きるのか知らないのではないか?と思う。

月食の時刻をあらかじめ知ってるのは人間だ。天文学によって。

月食は人間の関心事なので。

 

スマホ動画で、「何を撮るか」、被写体が何であるか、に関心が無い。

猫と、月以外。

この動画は再投稿です。

 

まえに「純白の月の縁に虹色が現れる」ことを書いたけど、その虹色のうちの、これはやけに「赤」に偏った15秒間。

 

これは月自体をというよりも、ロケーションをというか地上の物のシルエットの象りを、面白がった。ユーゲントシュティルの風情。

 

蜘蛛の左隣に、よく見ると三日月。

この時は、

まず、空を目的に、広角で撮る。

再生で、蜘蛛が映り込んでるのに気付く。

望遠で蜘蛛を抜く。

再生で、月が映り込んでるのに気付く。

蜘蛛と月のツーショットを狙う。月は肉眼で見えない。スマホ画面でも撮影中は確認できない。撮影→再生して位置の見当を付けつつ撮るも、月を常時安定して画角に収められないし、月の像が踊ってしまう。結局ここに貼った、最初の、偶然撮れたツーショットが採用テイクになる。

 

私のプログレ入門は『狂気』だったし、就中 'Brain Damage' に鳥肌を立てた。

但し、核となるライン、アルバム・タイトルを含む

I'll see you on the dark side of the moon.

へのメロディの造形があまりに不作為なのが、小6の私の腑に落ちなかった。

1'37" 目と 2'55" 目。

その、Waters の、自らの言葉に自らの音楽が追い付かない感が、Waters たる所以だけど。

その時私がこのラインから思い浮かべたメロは、こうだった:

アレンジの質感としては、Steve Hillage 'Lunar Musick Suite' の 7'56"~ 9'40" に近い、遥かな放心。