'Running Up That Hill' の話題に接して、思い出した拙過去曲があります。
10数年前、KORG01/WFD を使った打込みとしては2曲目だったと思います。曲というより、楽想のメモです。
長らく非公開にしてたのは、黒歴史だからです。今の私の価値観とあまりにも違う。1曲1アイデアでリピートが多いのは、メモだからでもあるし、そのメモを1曲の形に展開する力が無かったからでもあります。
当初、欲しいドラムの感じが出せなくて悩んだのですが、ふと閃いて、タムのピッチを最下限まで下げてみたところ、これだ!ってなりました。ハイ・チューニングこそ正義という囚われがあった中で、逆の発想が出来た当時の私は偉いと思います*1。
で、このドラムのイメージ元のひとつが、明らかに 'Running Up That Hill' です。
作った当時はパクリ元を意識してませんでしたが、あとから分析すると、他にもいろいろ指摘できます。
① スネアを、パターン中のロー・チューニングのとフィル・インのハイ・チューニングのと、2種類使い分けてるのは、はにわオールスターズの何か(曲を特定できませんが)の影響です。
② ブラスの主メロのリズム形は、Brian Eno 'Kurt's Rejoinder' の歌メロ(0'27"~)から来てそうですが、
これにシンクロさせるドラムとベースは、中森明菜「SAND BEIGE -砂漠へ-」のAメロ(0'16"~)の影響があるかも知れません。
ちなみに 01/WFD 第1作はたぶんこれです。やはり楽想のメモで、1曲1アイデアで、リピートがメインです。
*1:KORG01/WFD には「ハイタム」「ミドルタム」「フロアタム」などの波形が別個にあるのではなく、「タム」の波形の「ピッチ」の設定で各音高のタムとします。乱暴です。