閃く 浮かび上がる

トモさんの御ツイートで知った曲。

0'07"~ のAメロの、コード進行と歌メロが、何かに似てる気がした。

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(思い出し中)

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これだ。

0'24"~ のAメロ。

The School の作曲者がこれを知ってたかは判らないし、知ってたとしても参照してるかは判らない。

 

一般に、「楽想が頭に閃く」ことの大半は、「記憶の中の既知の曲がふと浮かび上がる」ことなんだと思う。

これは「創造」なのかどうか。

ある曲を、ざっと全曲憶えてる。その中のある箇所について、特段意識してなかったのに、ふと浮かんで来てみると、かっこいい楽想に感じられる。「流れの中の一瞬」だったものが、そこだけ抜き出されて、「楽想」として意識される。

「楽想自体がかっこよくて、でも今まで気付かずにいて、いま発見してる」のか、それとも「《思い浮かんだ》ことに価値があって、このプロセスを経てるがために楽想が実際以上にかっこよく聴こえる」のか。

 

まあ、かっこいい楽想のかっこよさに気付くのは案外難しいことだったりする。出会い方の条件が揃わなければならない。

記憶から、埋もれた楽想をサルベージして、価値を「再発見」するのは、創造にちがいない。大概の場合、別文脈に置いて解釈し直す、「再創造」することになるのだし。

 

 

トモさんのバンド Ether Feels(エーテルフィールズ)の曲 'Kowloon Sunset'(カオルーンサンセット)。

私がこの曲に惹かれたのは、「大事なものを聴き取って大事に形にしてる」と感じたからだった。

たしかに「シューゲイザー」という語が浮かんだけど、そう呼んで片せなかった。

(もともと私はシューゲ殆ど知らずに来てて、「シューゲだから聴く」ということがない。)