西芳寺庭園(夢窓疎石作)「100種類以上といわれる苔は夢窓疎石の時代からあったものではなく、今のような苔庭になったのは江戸時代も末期」(ウィキ「西芳寺」>「庭園」)
— 新海智子 (@coccyx_T) August 2, 2020
芸術作品は、時間に抗い、作者の意図通りの姿を永遠に留めようとしますが、逆に時間の経過が作る作品もある、という例として。
まあヒトは作為に徹してればいいということでもあるんだな。理念を実現して形を出来るだけ長い時間留めようとあがけばいい。
自然の、経年の造形に憧れるからとて、結果物としてのテクスチャをなぞるというのは、あっていいけど、それを以て自然たれるのではない。
作品に本物の時間を持ち込むこと、時間推移に伴う変化を本質とする作品、はありうるし、あっていいけど、堅牢を目指して作って、あとはそれを超える力をもつ者にお任せ、のほうがむしろ救いがある。
ヒトはヒトの領分で仕事する。それが、自然が自然の領分でする仕事に包摂されてる、という感覚をもててれば、幸せ。