King Crimson 'Exiles'、今更ながら調性のプランが面白い。
イントロの Em をキーと見做していいのなら、歌Aメロは
Ⅶ、Ⅵ、ⅴ、ⅳ
で出来てる(トニックが出て来ない)。
それで思い出すのが 'The Court Of The Crimson King' で、こっちは、仮にヴァースの Em をキーとすると、イントロ=サビが
Ⅶ、Ⅵ、Ⅴ(係留は無視してます)
で出来てる。
歌部分とインスト部分の関係が逆転してるとはいえ、'Exiles' 作曲時の Fripp(Cross?)は、もしかしたら McDonald 曲 'The Court Of The Crimson King' を参照したのだろうか?
'The Court Of The Crimson King' は D で始まる。キーを Em とするなら、「7度始まり」ということになる。
但し、この曲は「歌モノ」というより「ヴォーカルとインストが対等」あるいはさらに一歩進めて「インスト曲にヴォーカル・パートが乗っかってる」のであって、ヴァース部分のキーを以て曲のキーと見做すべきか、疑問ではある。だから
ヴァースが Em、間奏(というかメロトロン・ソロやフルート・ソロの箇所)が D、両者を繋ぐのがイントロ=サビ
と捉えておくべきだ。
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