タイトル

曲にタイトルを付けるのは無理。

ティポグラフィカは、今堀恒雄が作曲して、菊地成孔がタイトルを付けてた。純音楽の人である今堀には、タイトル付けはじっさい「不可能」だったんだと思う。

 

タイトル付けは便宜に過ぎない。ということは、便宜のためにどうしても必要ということだ。 

付けないわけにはゆかない。いちばん正しい方法は、多分こうだ。

いっぽうに、思い付いた詩的なフレーズを書き並べる。

もういっぽうに、曲を作って、並べる。

これを当て嵌めてゆく。

フレーズは曲よりも作りやすいから、実際の手順は、フレーズをストックしておいて、曲が出来たら順次アサインしてゆく、ということになる。

このとき、「どれがいいかな?」と選り好みするのではなく、フレーズの並んでる順に上から、曲を、機械的に当ててゆく。

 

目下、フレーズは順調にストックされている: 

電波の届かないところ

まさかのツインクル

ギンヌンガ・ガップ

名前負け

猫の人

恋の不確かさの求め方

交響曲およそ第5番

 

 

最近の曲について言うと、タイトルを曲内容と関連させる意図があって、不純だ。

 

「アルカイック」

ただ、これは夢で見、聴いたのだから、タイトル含め全てを、私ではなく、夢が決めた。

登場人物のアルカイックな装束に由来。

あと、サムネの画像選びも、この曲は楽だった。

 

'Cornell'

以前「スケッチのストックを引っ張り出す作業が、コーネルの、コレクションした素材を使って制作する作業を彷彿させ」たと説明したけど、もっと、たまたまコーネルについて記事を書いたタイミングでこの曲が出来た、というほうが近い。

 

「谷山」

谷山浩子×ROLLY「Elfin」に触発されて出来たから。

0分09秒目、0分35秒目の合唱は何かの曲のパクリなんだけど(「Elfin」ではないです)、元ネタが何なのか、今以て思い出せない*1。どなたかご存じないでしょうか?

以前「バッハ『バディヌリ』のある箇所を脳内再生するとゴーベール『マドリガル』のある箇所に接続される。パクるかも知れない」といってました。0分01秒目のチェロと 0分20秒目のヴァイオリンでパクリました。

*1:追記 2021年06月24日

思い出しました。Fusioon 'Farsa Del Buen Vivir' の 0'32"~0'37" でした。