'Starless' について書けばモテる筈。
最後ちかく、最高潮に達したところでイントロが戻ってくるのに感動する、とおっしゃる方が多い。
私も同意する。ただ、それはまずもって、イントロのギターのメロが、サックスとオーボエのユニゾンで再現するところ、のことなんだろうけど、私がいちばん「おーっ!」てなるのは、じつはそのあとの箇所。
この話の前提としてまず、曲ドあたまの…と説明をコードネームで済まそうと思ったら、最初のコードが「Gm/D根音抜き」とも「Daugサード抜き」ともつかねえでやんの*1。
大の苦手、譜面書き。
曲ドあたまのコード進行、(最初の2拍の小節含めて)6小節目でトニックの「Gm」に行くんだけど、ベースが D のままなので「Gm/D」。この定まらなさの響きが、イントロの不穏さの理由のひとつ。
で、曲最後のリプライズ。件のサックス+オーボエの後、このコード進行も戻ってくる。この時、イントロ6小節目では D のままだったベースが、トニック G に行く。「定まらなさの Gm/D」だったのが、ここに到って初めて「決然たる Gm」として鳴る。
私はここで決定的に感動するのだ。
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