かっこいいイントロ

私自身は「イントロ」という発想を有たない、ということについては以前書いてた。

 

《私にはイントロという発想が無い。クラシックが根っこだからだと思う。曲冒頭は「主題の提示」なのだし、要点から言って、要件言い終えたら黙る。

クラシック曲にも序奏が付くことはある。これと、ポピュラー音楽のイントロとの違い。

ポピュラーのイントロは「主要パート」(ヴォーカル・パートなりソロ楽器パートなり)が出るまで。

クラシックの序奏は作曲上の「主要主題」が出るまで。》

 

《The Gates Of Delirium にせよ Echoes にせよ、ヴォーカルが出て来るまでに数分かかるが、それを「イントロ」とは呼びづらい。》

《そもそもイントロって、歌ものポップの発想、という印象。

歌がメインであり、主メロ+伴奏という構造であり、主メロ登場=ヴォーカルパート登場までがイントロである、という。

プログレはアレンジ含めての作曲を意識的に問い直すので、「主メロ+伴奏」という構造ではないし、したがって「イントロ」という発想が無い。》

 

ツイッターで「#宇宙一かっこいいイントロ選手権」というハッシュタグがあった。かっこいいイントロと聞いて真っ先に思い浮かぶのは King Crimson 'The Great Deceiver' なわけだけど、'Easy Money' を久々に聴いたらかっこよかったので、こっちでハッシュタグに乗っかった。

(常日頃 "Starless and Bible Black" 推しなので、しつこいかな?という判断もあり)

どちらの曲も、プログレといいつつ、歌もの形式で、イントロが判りやすくイントロ然としてる。

 

これを聴くと、この曲の「おいしい要素」と思ってた全てがこの Jamie Muir のトラックに録音されていたのが判る:

追記(2022年05月16日)始め

'Easy Money' アルバム・ヴァージョンの、 Jamie Muir のトラックの isolated のつべが、2度上がって、2度削除されました。

2012年、40周年アニヴァ―サリーのエディションには入ってるし、たぶんここにしか入ってません。

https://www.discogs.com/ja/release/3989194-King-Crimson-Larks-Tongues-In-Aspic

DVD-6 のトラック4 'Easy Money (Jamie Muir Solo)'。

追記終わり

 

あと、これもツイートした。