ツイッターの「#完璧だと思うポップソング」というハッシュタグで真っ先に思い浮かんだのは、Utopia 'Magic Dragon Theatre' だった。
音質は良くないですが、MV。
そして、Van Dyke Parks "Jump!" の全曲完璧な中から、'After the Ball'。
「#卯年だからウサギジャケを貼ろう」というハッシュタグのために手許を探して、"Jump!" が見つからなかったのはいいとして、なぜ "Discover America" と "Clang of the Yankee Reaper" があるんだ??
つまり "Song Cycle" も無い…
リアタイで好きだった Day After Tomorrow 'Faraway'。当時、ポップを1曲書こうとして、どうしてもこの 'Faraway' のサビのコード進行になってしまうので断念したのを思い出した。
0'55"~ のギターの音形が、Wishbone Ash 'The King Will Come' のリフを思い出させる。
1'13"~。キー同じだし。
Dionne Warwick 'I Say A Little Prayer' は「神憑った」曲なので「完璧な」曲というのでは足りないのだけど。
私は完全に門外漢なので、インドのポップないし映画音楽から1曲挙げるというのは不可能だけど。映画 "ANPADH" から。
これが「ガザル ghazal」に該当するのかどうかも判らない。というかガザルが音楽のスタイルではなく抒情詩の一様式を指す語だということすら今知った。
「音楽即人」なのがロック。そうではない、商品として消費されるものがポップ。
音楽は本来 personal のものであって、public に供する目的で作られる pop は作り手をも聴き手をも疎外する。
でもそこにも仕事としての「完璧」があり、「完璧」がある所には「泣ける」がある。
先に上げた Utopia 'Magic Dragon Theatre' や Van Dyke Parks 'After the Ball' は、技の駆使において「完璧」なのだけど、それはクラシックやプログレの「完璧」と同じであって、ポップとして「完璧」であるためには、それらをさらに「平易」へと「磨き上げ」ねばならないのかも知れない。
かの香織「青い地球はてのひら」みたいに。泣ける。
関連記事: