Iļģi、ほか

アメーバピグの音楽フロアがまだあった頃、そこで掛けて、でもはてなブログに移って来てからまだ一度も取り上げてなかったもの。

 

Lanugo 'Tak i já' (2011)

Lanugo は先日も1曲貼った。プログレ耳で選んで。

今回のは、ポップだし、エレクトロ要素が大きいけど、インパクトでかい。

このバンドはでも、根っこはジャズなのかな? 一筋縄でいかない。

 

Iļģi 'Jūra krāca, jūra šņāca'

"Sēju vēju"(2000年)収録曲の、2008年のライヴ。

私は Iļģi をたまたま、フロアでどなたかがこのつべをお掛けになって、知った。

1981年からやってて、ラトヴィアで最も有名なトラッド・バンドと言われてる、というのはあとになって知った。ヴァイオリニスト Ilga Reizniece がリガで結成。

長い活動歴の中ではスタイルの変遷もあったろうから、このつべがこのバンドを代表するスタイルかどうか、私には判らない。

私には長らく、昨日取り上げたリトアニアの Trys Keturiose のような「伝統的スタイルの継承」にこそ価値を見出してて、それ「だけ」が正しい民族音楽、という偏見に囚われてた。

「今現在の日々の営みが積み重なり、その中から残るものは残り、伝統 tradition になってゆく」「過去の遺産も、自分にとってヴィヴィッドと感じられるしかたで、批判的に受け継ぐ」「伝統の継承すなわち創造」と思えるようになって、いろいろ自由になった。

Iļģi のこのつべは現に文句なくかっこいい。ロック・バンドとして見てもかっこいい。