Trys Keturiose はリトアニアのヴォーカル・アンサンブル・グループ。伝統的声楽アンサンブルのスタイル「スタルティネス」の継承者。
"Kas Tar Laka"(Dangus DGCD 039、2012年)から。
これは短2度の重なりが生じてて面白い:
スタルティネス sutartinės は、同じメロディを、2~4人の間で時間差で受け渡し、ぐるぐると繰り返す、音楽形式であり、ポリフォニック・アンサンブル・スタイルであり。
女声の、無伴奏、が基本。男性は声で歌うということをせず、スクドゥチェイ scudučiai(パンパイプ)やダウディーテ daudytė(樺トランペット)、あるいはカンクレス kanklės(ツィター属の撥弦楽器、ラトヴィアのクアクレ kokle に近い)などで行う。
男性のスクドゥチェイによるもの:
こっちはモードが面白い。でも伝統的なモードかどうか、私には判らない:
ダウディーテは指孔やピストンの無いトランペットで、倍音の楽器。