イサン・ユン「ガラク」 ジャスミン・チェイ(フルート)

イサン・ユン「ガラク」1963年

Jasmine Choi(フルート)、Hugh Sung(ピアノ)

2010年4月、Hoam Art Hall(韓国、ソウル)

 

曲について。

ムラマツフルートのサイトの解説によると、

「朝鮮伝統音楽の要素と西洋の前衛音楽の手法を融和」

「「歌楽 (Garak)」は性格的な表情を伴う旋律のセットを意味し、仏教関係の用語のようです」

「3つの部分から成り~笛の長く伸ばされた音とピアノの衝撃的な和音が緊張感を持った空間を作りだす第1部分。錯綜した動きを見せる第2部分。静かな世界へ回帰する第3部分」

「フルートのパート譜にもピアノ・パートのガイドが書かれている高度で複雑な作品」

 

演奏者について。

フルートの Jasmine Choi はソウル出身。

パーヴォ・ヤルヴィシンシナティ交響楽団の副首席奏者、ファビオ・ルイージウィーン交響楽団のフルート首席奏者を経て、現在はオーストリアで定住、ソリストとして国際的に活動。リサイタル、オーケストラとの共演、CD リリースなど数多い。現代曲も積極的に取り上げる。

公式サイトからバイオ(日本語):

じつは私は Jasmine Choi について、1年ちょっと前、つべで偶然見つけるまで知らなかった。ジョリヴェ『リノスの歌』の名演を求めて、いちばんシャープで瑞々しい演奏が、Jasmine Choi を含む5人による演奏だった。Jasmine Choi の公式チャンネルが上げてたのだけど、私がブログに貼って、15時間後に見直すと、その動画は削除されてた。

その記事: