A面ラスト曲④(Peter Gabriel 'White Shadow')

エンドレスのアナログ盤で実際に掛けたことのあるのは、Peter Gabriel の 2nd.(通称 "Scratch")のA面と、phew 「終曲」と、あと何があるかな?

 

しかし久々に聴くと美しい曲だなあ 'White Shadow'。

ギター(エレキとアコギ)が Robert Fripp、ベースが Tony Levin。シンセは Larry Fast と Gabriel。

WikipediaPeter Gabriel (1978 album)」>「personnel」によると、Larry Fast の担当は「synthesizer, treatments on 1, 2, 5, 7, 10」('White Shadow' は「5」です)。treatments というのは、'White Shadow' では、キラッキラの、右チャンネルと左チャンネルでそれぞれの動きをするフェイズ・シフトがそれなのかな?

 

CD ヴァージョンはフェイド・アウトじゃなくて、2種類残ったシンセの音色のうち、トニック(シ♭)のほうがスパッと終わって、5度(ファ)のほうが長いリリースで消えて行く。余韻が5度だけというのが美しい。

 

ライヴでは Sid McGinnis*1 がスティール・ギターで頑張ってる。

 

この曲、ヴァースで、キーが B♭と見せかけて、これをドミナントと見做してサビは E♭m。

コーダ(というかギター・ソロのパート)では自由なコード進行をする(というかモード・ジャズ的)けど、けっきょく B♭終わり。

 

今回つべでいろいろ確認した。聴いたの実家のアナログ盤以来。ソロ初期の4枚のうち、この 2nd. はいちばん聴かない。サウンド・プロダクション的に受け付けないものがある。

1st.(通称 "Car")は、誰が何と言おうと、超名盤だ。Genesis を引き摺ってるとか、プロデューサを別に立てることでようやく作れたとか、2nd. に至って吹っ切れて新しい力強い音を提示したとか、言われるけど。

1st. のA面ラストは 'Humdrum'。たっぷり聴かせてグッと来させて納得させる感が 'White Shadow' と共通してる。

*1:動画字幕で MCGUINESS となってるのは、たぶん誤り。