Dome

Dome は Wire の2人、Bruce Gilbert と Graham Lewis が、Wire が活動を休止した1980年に始めたバンド。

Wire は初期3枚のアルバムの、あとほどパンク要素が無くなり実験要素が増す。Wire 活動休止後もその勢いで Gilbert と Lewis は突っ切るというか、更に更に既存の音楽スタイルから離れてゆく。

別名義や別ユニットが数多くて、B.C. Gilbert & G. Lewis とか Cupol とか bcGilbert, gLewis & russelMills とか P'O とか Duet Emmo とか、私は全然追えてない。Dome とどう違うのか。

自身のレーベル Dome Records から、他アーティストをプロデュースしてリリースしたりもしてる。

 

Dome 名義では、

"Dome" (1980, Dome Records)

"Dome 2" (1980, Dome Records)

"Dome 3" (1981, Dome Records)

"Will You Speak This Word" (1982, Uniton Records)

をリリース。

1984年の Wire 再開後も折に触れ活動し、それは

"Yclept" (1999, WMO)

としてまとめられる。

 

"Dome" から。

A-1  'Cancel Your Order'

A-3  'And Then...'

音響として美しいので、ヴォーカル・パートが邪魔、と感じてしまう。

B-2  'Linasixup'

今回いちばんハッとしたのがこれの前半。

2つのチャンネルを、L チャンネルと R チャンネルとしてステレオ空間を作るためのもの、という発想ではなくて、それぞれに別文脈を置くために使う。

ただしこういう発想は、例えば John Cage と David Tudor の 'Variations' に既にある。それが意識にあったのかも。

いっぱんに、電子音楽ないしテープ音楽の作曲などで、再生装置が2チャンネルになった時に既に、それぞれに別文脈を置く、という発想は出て来てたはず。

B-4  'Ampnoise'

 

今回、思ってたよりビートのはっきりした曲が多いし、ヴォーカルの出番が多い。どうやら私の Dome のイメージは、"Dome 2" 所収 'Keep It' によってたのだった。長めの曲だし、今回はもうつべをたくさん貼ってしまったので、貼らないけど。