私自身、ググって他人様のブログを訪れるのに、ジャンル名やアーティスト名で検索する、つまり「何について」書いてるかでアクセスするわけです。
でも求めてるのはその書き手が「どう」書いてるかであって、私は書き手に興味がある。私の好きなアーティストを取り上げてること自体で嬉しいとか、「共通の趣味で盛り上がりましょう」ってなるとかではない。
「どう」書いてる記事なのかなんて、アクセスしてみるまで判らない。
当ブログで Google と Yahoo! からいちばんアクセス頂いてる記事は、ある時点からこっちずっと、リチャード・ダッド「お伽の樵の入神の一撃」とクイーン「フェアリー・フェラーの神技」についてのやつ。「題材がクイーンだから」ご訪問頂いてるのだと思う。でも、ことさら突っ込んで考察してるわけでも、レアな情報を含むわけでもないので、申し訳なく思う。
それ以前いちばんアクセス頂いてたのはイエス「ラウンダバウト」についての記事で、この曲人気すなわちアクセス数なのだな、と思った。dis 記事なので、やはり申し訳なかった。
といいつつ私も、そのアーティストについての記事が見当たらない時、じゃあ私が書いておこう、という動機で「そのアーティストだから」取り上げる、ということがある。
あと、私は、まずなによりもモテんがためにブログを書いてるのであって、その算段としてラヴェルを、または 'Starless' を、題材に選んで来た実績がある。
というわけで、今回はプーランクです。
軽薄なプーランクも、後期の木管楽器のためのソナタにはそれなりに深いものがある。
フルート・ソナタ(1956~57年作曲)から第1楽章。フルート演奏はもちろんパユ様。
Flute: Emmanuel Pahud
Piano: Eric Le Sage
『カルメル派修道女の対話』のショッキングな「サルヴェ・レジーナ」を貼ろうと思って聴き直したら、作曲そのものとしてはあまり感心しなかった。