アルミフォイルが鳴る

好きな音。

 

これの鳴り方・聴こえ方を決めてるのは、3つのことなんだろう。

 

①アルミフォイル上で音を発してるのは「点」で、これが夥しく連なって「持続音」になってる。

 

②フォイルの端から端へ音が「伝わる」ことも鳴り方・聴こえ方を決めてる。

空間内に、ある長さ、ある面積を占めて、アルミフォイルが全身で鳴ってて、これを間近で聴く時の、聴こえ方。

いっぱんに、金属って、オブジェのこっちの端を叩くとそのままの音量・音色で遠く離れたあっちの端に伝わる、とかあるけど、アルミフォイルの鳴り方もこれに準ずるのかな?

校庭の隅の旗ポールに、風で揺れたロープが当たって、金属音を発するのが好き。音の発生源はてっぺん近くなのに、根本近くにいる私の耳元で鳴る感じ。

 

③風を受けてアルミフォイル自体が撚れて発音する。団扇が直接当たることによって音が出ると「ハプニング」だと思ってしまう。いやこれもこれでいいんですが。

 

あと、アルミフォイルの振舞いは、視覚的にも、天の羽衣みたいで、美しい。

 

照内央晴氏はピアニスト。

 

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