ドビュッシー『ビリティスの歌 パントマイムと詩の朗読のための音楽』

とにかく気持ちの良い音楽を貼りたかった。

 

ドビュッシー『ビリティスの歌 パントマイムと詩の朗読のための音楽』

1900年作曲。

初演が、1901年、Salle des Fêtes du Journal*1 での、招待客による非公開の上演だったらしい。解説に「1901年」とあるのはこれを指すのかな?

 

フルート2、ハープ2、チェレスタ1の草稿。チェレスタのパートは紛失、のちにブレーズが復元・補完。

 

演奏者その他についてはコメ欄に UP 主氏の説明があって、

2010年の録音、演奏は Rouen Opera(フランス、オート=ノルマンディー)のソリストたち、

元録音にはフランス語のナレーションも入ってたがこの動画では器楽演奏のみ抜き出し、

CD は、タイトル "Normandie et Impressionnisme"、Skarbo レーベルから、サン=サーンスフォーレ、サティ、ドビュッシールーセルを収録、

画像は George Barbier というフランスの有名なイラストレイター(1882-1932)による 'Chansons de Bilitis'、

とのこと。

 

調べると、CD は2枚組で、上記の作曲者たちのほか、ラヴェルも入ってる。

この『ビリティスの歌』の演奏者は、

Jean-Christophe Falala、Kouchyar Shahroudi(フルート)

Constance Luzzati、Mélanie Dutreil(ハープ)

Christisn Erbslöh(チェレスタ

Hélène Vincent(朗読、この動画には登場せず)

Xavier Le Roux(指揮)

です。

 

この曲の CD には他に、

アンサンブル・ヴィーン=ベルリン、カトリーヌ・ドヌーヴの朗読によるもの、

The Nash Ensemble、Delphine Seyrig の朗読のもの、

など。

 

なお、これを1914年にピアノ連弾のために改作したのが、『6つの古代碑銘 Six épigraphes antiques』。ロベール&ギャビー・カザドシュによる録音が、私の愛聴盤。

*1:salle des fêtes というのは一般的にはレセプションホールや宴会場、講堂といったものを指す言葉で、Le Journal という新聞社の 、それ。