下書き放出

3つの下書きは相互に無関係です。 

 

Fulano については、こちらのチャンネルに、全アルバム上がってます:

拙記事:

 

 ② 

"Tales From Topographic Oceans" には2003年リマスター以来2分間のイントロが付きますが、私が最初に聴いたのはそれ以前の、いきなりヴォーカルから始まるヴァージョンでした。

このアルバムを評して「出だしがお経みたいで戸惑った」というのを時々見掛けます。マイナス評価のニュアンスで。私はまさにそこに打たれ、アルバム開始いきなり引きずり込まれたのだけど。イエスに、ロックに、そもそも何を求めてるのかが違うのだから、話が嚙み合わないこと、このアルバムが不当な評価を受けてること、も宜なるかなと思います。

 

建物内、壁に設えられた火災報知器とか、設備として置かれた消火器とか。

その建物がもし美術館だったら、それらの設備は設備であることをやめて「鑑賞の対象」すなわちアート作品になってしまう。

床に書かれたチケットカウンターの待機列のマーカーが、そこが美術館であることによって、インスタレーションとして鑑賞されてしまう。

美術館という空間は、ものが用途から自由になってものそのものであれる場所。ものに「美」を感じるのは、ものがものそのものである時。