Shelleyan Orphan・続

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Shelleyan Orphan 'Shatter'、2nd. アルバム "Century Flower"(1989年)所収。

Caroline Crawley の儚いキャラが、オフィーリアを演じ、エリザベス・シダルを演じるのに、似つかわしすぎる。

ジョン・エヴァレット・ミレイの絵も、オフィーリアが川面に浮かびつつ「歌ってる」場面なんだよね。

 

0'14" 目で、私はもうひとつのオフィーリアを思い出す:

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アーサー・ヒューズ「オフィーリア」。奇しくも、ミレイのと同じ1952年のロイヤル・アカデミーに出品された。その場で初めて、2人はお互いが同じ題材を選んだことを知った。

 

ミレイの「オフィーリア」についてのウィキ「オフィーリア(絵画)」には、この絵を参照する例として、Nick Cave And The Bad Seeds and Kylie Minogue 'Where The Wild Roses Grow'(1995年)の PV への言及はあるけど、Shelleyan Orphan については書かれてない。

 

 

さっき知ったのだけど、Shelleyan Orphan のデビュー・アルバム "Helleborine"(1987年)のアメリカ Columbia 盤は、イギリス Rough Trade 盤とは、曲順が違うし、もっと重要なことに、'Anatomy Of Love' のヴァージョンが違う。

じつは私個人的に、Rough Trade ミックスで聴いてるあいだは、この曲にここまで深い印象を持ってなかった。

曲構成が大きく違う。Rough Trade の、取って付けたリフがフェイド・アウトしてゆくエンディングより、Columbia の、「物思いの途絶」のほうに、表現の「意志」がある。

アレンジ的にというかミックス的に、Rough Trade のはマッスの感じだったけど、Columbia のは奥行き、「身を置きたくなる空間」を感じる。コールアングレの動きを聴き取れるし、弦のトレモロのクレシェンドにハッとする。

Rough Trade のは「Remix - Geoff Travis, Shelleyan Orphan」とクレディットがあるから、Coulmbia のが本来なんだろうか?

 

両方を並べたつべを上げていらっしゃる方があった。

1.' Anatomy Of Love' の Columbia ヴァージョン

2.' Anatomy Of Love' の Rough Trade ヴァージョン

3. 'Helleborine'(短いインスト曲)

の順番です。

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2020年01月07日追記

'Anatomy Of Love' の Columbia ヴァージョン発見は、わたし的大事件なので、そこを書き直しました。