おたずね曲です。
静かな曲の、ひとコーラスが終わるごとに挿入される、ひとふし。
ソプラノで、ボーイ・ソプラノめいて透明で静かで力んでなくて、童謡のひとふしみたいに素朴な、折返し。
メインヴォーカルは他にいて、このソプラノはこの箇所にだけ出て来る。「はるかな存在」的に。
位置付けとしては、Kate Bush 'All The Love' 中の、0'42"~、1'23"~、 2'39"~、4'01"~ のRichard Thornton のボーイ・ソプラノに近い。
あるいは Peter Gabriel 'Games Without Frontiers' での Kate Bush か*1。
たぶん英語。譜例に書き込んだ歌詞は、フレージングを示すための、ハナモゲラです。
プログレ曲なのかクラシック曲なのかも判りません。高貴でありながらもやや通俗的な立ち位置。
馴染みのある、ものすごく聴き知った曲の筈なのですが、もう半日解答が出て来ません。面白いのは、メモらないと即失念すると思いきや、何度かの仮眠の後もくっきり蘇って来る。
ご助言を仰ぎます。
*1:ちなみに、この動画では、シングル・ヴァージョンの MV にアルバム・ヴァージョンの音を当てているために、2'34" 目の1行、絵の口の動きと音声の歌詞とが食い違っています。
音声では
Whistling tunes we piss on the goons in the jungle
と歌っていますが、絵では Gabriel の口が
Whistling tunes we're kissing baboons in the jungle
と動いています。シングル・ヴァージョンはラジオ放送仕様でより穏やかな歌詞になっている、という事情のようです。ただし、シングルのリリースは1980年2月、3rd. アルバムは1980年5月です。「アルバムの形がシングルカットの段階で変更された」という時系列ではなく、「本来の形がアルバムでは採用された」というべきでしょう。