S氏の作曲の中で、私が勝手に「副産物系」とカテゴライズしてる数曲がある。
妙に音が薄いのが、書きかけだからなのか、無駄に音を重ねることを拒絶した結果の正解なのか、判断つかない一群。
この「ダンス」はとくに、S氏には珍しく「リフ」が多くて、密度を下げてる。
「無駄に音を重ねることを拒絶」することは乃ち「密度を求めること」だから、矛盾する。
納得ずくの「音の薄さ」、とは言い訳しにくい。
ダンスなのだからリフが多いのは当然、ともいえるが、むしろリフが多いことの言い訳として「ダンス」というタイトルが選ばれてる、と見える。
「副産物系」にはほかに、呼称の由来であるこれ
とか、これ
とか、これ
がある。
これらの「音の薄さ」に私は勝手に「疲れ」「加齢」を読み取ってしまう。
しかし今日の私、ヒドいな。
「ダンス」のアイコンの候補だった絵たち:
pavane
「秘儀」のイメージ
dance macabre
アルカイック
最初はこれにしてた