日記2016年10月01日

「表現」という薄汚れたものと無縁の、ひたすら1音符1音符の音程を正確に取ってゆく、真っ直ぐな歌い方に、救われます。

メロディも、歌うメロディではなく、ブロック遊びのブロックを組み合わせたみたいに、くっきりと単純でいながら跳躍進行を含んで特徴的に造形してて、彼女たちの「歌唱力なき歌唱力」を最大に生かすことを企図してる、と思わせます。

 

 

ヒトはなぜ「卑怯」を憎むのか。

なぜ「卑怯」という概念を導入したのか。  

 

蚊が血を必要とするならあげますが、ヒトの立場で言うと、気に入らない理由が3つあります。

①痒くする

そうするから殺されるのに。でも現状これだけ繁栄してるのだから、当座痒くするのをやめる必要はないのかな?

②猛烈に痒くなる部位をわざわざ選んで刺す

猛烈に痒くなったケースだけが殊更意識されて、そういう印象になってるのかも?

③卑怯

音をたてずに近づく。

「卑怯」は自然界では戦略の1つです。

これを認めない「徳」「倫理」の方がよほど、あらゆるケースを想定しこれに備えることを怠り、相手に手加減、というかこっちの段取りを共有することを求める、身勝手な言い分なのかも知れません。

「いのち」から見たら、甘い。

土俵を設定しないと、ヒトは戦えないのかな?

 

 

レイキャヴィーク

アイスランドの中では大都市といっても、静かで、急がされてないという印象。きれいな街。

ハトログリムスキルケ教会は、伝統に忠実でありつつモダンなデザインという風。ゴシック聖堂みたいに天を目指すのはカトリックを思わせ、天使の壁画はロシアイコンみたいで、でもアイスランドはたしかルター派が多いんですよね?不思議。

 

地球は生き物、ダイナミック。

アイスランドは、地球の姿が作られる、現場、最前線。

溶岩が噴き出し、固まる、その時の条件で地形にヴァリエーションが生まれ、

大地の裂け目が落差を生み、

そこを流れる水は、表情がさまざま。

 

エルフのために工事計画ルートまで変える国。