春の祭典 1,133拍

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音楽は差異の体系だ。

ひとつの演奏組み立て全体の中でこの1小節のテンポがどう設定されてるかということも差異だし、この小節だけ取り出して他の演奏と並べてみるのも差異だ。

マゼールはここをいつも遅くする。3'10"4'07" 。続くセクションとの対比のためだろう。

 

指揮者の解釈の差異もだけどそれ以上に「ミックスダウン」の差異が大きそうだ。なかで、ティンパニが4分音符じゃなくトレモロに聴こえるものがいくつかある。レゾナンスとひずみのせいでそう聴こえる、と思われるものもあるが、1'08" ドラティミネアポリス響は、実際そう叩いてるように聴こえる。版が違うのだろうか?ドラティでも 4'17" デトロイト響では普通に4分音符。

(じつは私自身が最初に聴いたのはこのドラティデトロイト響。)

 

ストラヴィンスキーは、世に行われる自作のテンポが間違ってるとして、自ら指揮して録音を残した、と聞いたことがあるが、その自作自演が毎回テンポが違う。0'06"0'21"1'17"。とくに 0'21" のニューヨークフィルとのやつが異様に速いが、音高も高いので、再生装置の回転数のせいかも知れない。

 

ここをアチェレランドにする意義は無さそうだが、0'47" アンセルメは、意図的なのか、コントロール出来ずにこうなってしまったのか。

8'36" のペトレンコのクレッシェンドは、意図的なものか?

 

9'07" のものは、有名なのかも知れないけど、私は知らなかった。この超大編成の曲を指揮者無しでやれるものなのか、とびっくりした。

 

エルネスト・ブールが入れてるんだ(2'23")。ラヴェル『子供と魔法』全曲盤(1947年、おそらく世界初)で、私にとって大事な指揮者。

 

この動画は、反復と差異の一個の作品として、楽しめる。

出音的にインダストリアルだし。

 

鬼に金棒 ラトルに LSO(踏んでる)