何をどう撮りたいかが予め決まってれば、それを最も実現出来てる1枚を選べばよい。
でも、何をどう撮りたいかは、撮りながら気付いたり、選別のために見返す時に気付いたりする。
まず、ある風景に目が止まる。心を動かされる。撮れ、と促される。この時には、漠然としながらも確かな「何を、どう」がある。
これを具体化する段になって(それは撮影の段階でだったり、選別の段階でだったりするのだけど)、その「方法」で迷ったり、具体化が難しいと気付いたり、あるいは他の、もっと面白い視点が出てきてそっちを試し始めたり、で収拾が付かなくなる。
ここでは、「何を」撮るかと「どう」撮るかが一如だったりする。
撮る時は、まだ機械に慣れてないとか、日なたではスマホ画面=ファインダーが見えにくいとかのせいで、とりあえず枚数撮って、あとで選抜するしかない、という事情もある。
あと「気のせい」に属することがある。ある判断が、あとになって検証すると不確かになるやつ。
まあ、「自分が何を求めてるのか判らない」というケースはあまりなくて、「パラメータが複数出来てしまって決められない」。
だから「アウトテイク」と題して別記事を書いてしまったりする。
つまりは、風景はいかようにも読める、ということ。
「観光スポット紹介」っぽいやつ:
うっかりシャッターボタンに触れて撮れたやつのほうが、世界の質感を捉えてたりする: