真っ先に思い浮かぶ曲

「80年代音楽ベスト」ときいてこれがまず思い浮かぶ。

 

 

お題から、きまって真っ先に思い浮かべる曲ってある。「ロックの日」ときくと、これ。

プログレッシヴ」とか「オルタナティヴ」とか「産業」とかの形容詞無しの「ロック」を1曲選べ、というお題。

 

私とロックとの出会いの最初は、いつだったろう? 私が最初に「これはロックだ!」と認識した曲は、何だったろう?

『狂気』は私のプログレ入門であると同時にロック入門だったわけだけど、当時私はこれをロックと認識してなかった。

私の最初のロックは、The Beatles 'Back In The U.S.S.R.' だ。'Hey Jude' のダイアトニックで美しく造形されたメロに感動したのに続いて、その対極のこの曲の歌メロのぶっきらぼうさにぶん殴られて、「これぞロック!」ってなったのだった。私の「ロックとの出会い」は同時に「ブルーノートとの出会い」だった。

 

 

アメブロで amass の記事を紹介下さってる方がいらして知った電子書籍プログレ百物語: LPレコード片面一曲百選』(毛利孝夫 著、望林堂)には、「おまけとして、残念ながら片面一曲にはならなかった大作を、「ほぼ一曲集」として13曲紹介」してるとのこと。

想像するに、Genesis 'Supper's Ready' がその筆頭として挙がってるのは間違いない。Yes 'Awaken' は、微妙だろうか? むしろ長さ的にも大作としての構成力的にも Steve Hillage 'Solar Musick Suite' こそ外せない。

逆に、ELP 'Karn Evil 9' とか Rick Wakeman 'Music Reincarnate' とか、片面からはみ出てしまった曲も、ここに含まれるのだろうか。

Utopia "Ra" から1曲貼るとなるといつもどうしても 'Magic Dragon Theatre' になってしまう(出来が良いし、短い)。'Singring And The Glass Guitar' は私が「5大プログレの次に出会ったプログレ」の代表的なひとつだけど、貼りづらい。今回「ほぼ1曲」として真っ先に思い浮かんだのは、これだった。