フクエ・ザウォセ Hukwe Ubi Zawose (1938 or 1940 - 2003) は、タンザニアの音楽家。
ゼゼ・カンバ・クミは「擦弦楽器」ではあるんだろうけど、おそらく、ハープやコラみたいに、指板が無く、開放弦が音高分の本数並んでるのを、弓で弾いたり、爪弾いたりしてるように、聴感上判断出来る。私はフクエ・ザウォセ以外の演奏家がこれを使ってるのを聴いたことがない。あるいは彼のオリジナル楽器だろうか?
フクエ・ザウォセがゼゼ・カンバ・クミを弾きつつ歌った「ムウェンデケ」という曲を、私はキングレコード(セブンシーズ・レーベル)の LP『世界の民族音楽シリーズ』の1枚「東アフリカの音楽 タンザニア」で知った。
ゼゼ・カンバ・クミの、この世のものと思われないような響きの上に、フクエ・ザウォセの、ヒトが出してるとは思えないような倍音構成の発声を含む数種類の声音を駆使する「歌」が乗っていた。
今は Apple Music で聴ける。アルバムが2種類あった(私は Apple Music のこと判らない)。
①タンザニアの音楽を集めたもの:
②世界の民族音楽のライブラリー的なもの:
フクエ・ザウォセのつべはたくさんある。ゼゼ・カンバ・クミの演奏は今のところ見つけられない。
WOMAD に参加したり Peter Gabriel と共演したり、Michael Brook(私自身はこのギタリストをまだ全く知らない)との共演盤があったり、ということを今回知った。