Damon Edge を中心に、1976年、ロサンジェルスで結成。
1978年の 2nd. アルバムから Helios Creed 参加。
1983年、Edge と Creed が決裂。Edge が Chrome 名義で活動。
1995年、Edge 死去。Creed が Chrome の名を引き継ぐ。
4th.*1アルバム "Half Machine Lip Moves"(Siren Records、1979年)から。
このアルバムまでは、自身のレーベル Siren Records からのリリース。
次作 5th. "Red Exposure"(Beggars Banquet、1980年)から。
このアルバムは WEA によってマーケットされ、日本でも『赤い露光』の邦題でリリースされた。
4th. "Half Machine Lip Moves" こそ方向を突き詰めた代表作で、5th. "Red Exposure" でメジャー仕様の音に変わってしまった、という評価で正しいと思う。たしかに 5th. の、一部の曲でダンス・ビートを導入してポップになってることについては、私も戸惑う。でもいっぽうで、音響として、(エフェクターの性能が向上したからなのか、録音がよりハイ・ファイだからなのか*2、)ディテイルの美しさや色彩感、「荒廃しつつの詩情」は、このアルバムならでは得難くて、私は愛着がある。
ただ、'Night Of The Earth' でピアノを使ってるのには違和感がある。平均律丸出しの楽器によって「曲」っぽくなってしまってる*3。