Jean-Claude Eloy "Gaku-No-Michi" がアップされました。
2007年の CDr のフル。1979年の LP と同内容で、トータル2時間弱です。
この曲は4時間以上あるので、半分ほどの抜粋ということです。
4時間全部を収めた CD は、その後2010年に出ました。
1979年、2LP、Disques Adès 21.005、フランス
2007年、2CDr、Creel Pone 070, 071、アメリカ(unofficial)
2010年、4CD、Hors Territoires HT 01-2-3-4、フランス
NHK電子音楽スタジオで1977~78年に作られた、電子音と具体音によるテープ音楽です。
私がこの曲で重要だと思うのは「変化のしかた」です。例えば変奏曲のような、ある長さを持つ主題が、繰り返される度に形が変わる、という「指折り数えられる」変わり方ではなく、「連続的な」変化である、というところです。
各トラックに持続的な音の出来事が録音されてて、重なってトータルで音塊のうねりになってて、あるトラックが徐々にフェイドインして来て、入れ替わりに別のトラックが徐々に退いてゆく、その変化が非常にゆっくりで、「今このポイントで変わった」と指摘できない、というふうです。
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