岸純信氏のこの御記事で Dusapin という作曲家を知りました。
Pascal Dusapin (1955 - ) のオペラ "Macbeth Underworld" は2019年09月にモネ劇場で初演され、その後今年03月のパリ、05月のルーアンと公演が予定されていましたが、このうちパリ公演がキャンセルされた、ということです。
Dusapin について、つべとウィキだけですが、当たってみました。
つべには彼の曲がたくさん上がっていました。オペラも、全曲のものがいくつも上がっています。
"Macbeth Underworld" も、モネ劇場のチャンネルが、2019年10月01日、05日のパフォーマンスによるこれを上げています:
こちらは12分ほど。作曲者、スタッフ、演者へのインタヴューを中心に、このオペラを紹介、各関係者のこれまでのお仕事についても断片的に知ることが出来ます。字幕はフランス語と英語から選べます。アップは2019年09月20日、初演初日と同じ日付です。舞台映像は、このオペラについては、09月03日のリハ(レペティション)風景です。
ウィキ「パスカル・デュサパン」によると。
1970年代中葉からクセナキスの講習会に出席、この時期に「線的」な作曲技法を極めます。
ウィキの「作品リスト」の項にオペラとして挙がってる最初は "Roméo et Juliette" (1985 - 1988)、これを仕上げた頃から調性や既存のクリシェへの依存が顕著となります。
たしかに、"Macbeth Underworld" についても、聴いてびっくりしたのは、ほぼほぼメシアンの移調の限られた旋法第2に拠っている、ということです。